原文入力:2010-05-28午後07:47:09(1158字)
仁川 2ヶ所で‘野4党 単一候補’出し
南洞区 ペ・ジンギョ 誤差範囲内 接戦
東区 チョ・テクサン 保守分裂 反射効果
イユ・チュヒョン記者
民主労働党の‘選択’が実を結ぶだろうか。野党圏候補単一化‘政治実験’がなされた今回の6・2地方選挙で、民主労働党は単一化枠組みを破って出た進歩新党と異なり、すべての広域団体長と大部分の地方自治体長を他の野党に‘譲歩’した。その代わり、民主労働党は首都圏地域中 仁川、南洞区・東区の2ヶ所で単一候補の席を得た。2つのうち1箇所でだけ勝っても民主労働党は初めて首都圏で地方自治体長を出す成果を上げることになる。
民主労働党の期待が大きいところはペ・ジンギョ民主労働党候補とチェ・ビョンドク ハンナラ党候補が接戦を行っている南洞区だ。序盤にはハンナラ党が優勢だったが、ペ候補が去る4月初めに野党圏候補単一化を実現した後、猛追撃しながら、最近各種世論調査では2~3%以内でチェ候補に追いついた。
ペ候補が善戦している理由は無償予防接種、仁川大公園無料化運動などを行い永らく地域基盤を磨き上げてきたおかげだ。今回の地方選挙まで合わせて区庁長2度、国会議員3度など計5回出馬する。ペ候補側選対委のパク・オンジュ広報局長は 「ペ候補は特に民主労働党党勢が停滞した去る2006年10月の国会議員再補欠選挙でハンナラ党に次ぎ18%台の得票率をあげ2位を占めるなど認知度が高い」と話した。ハンナラ党のチェ候補は市会議員を2度務めた‘南洞区生え抜き’でやはり地域事情に明るい。ハンナラ党はこの地域がユン・テジン区庁長が連続3選をする程の菜園であったということに自信を持っている。
東区ではイ・ホンス ハンナラ党候補が先行し、その後に続いてチョ・テクサン民主労働党候補、イ・ファンソプ無所属候補が互いに5~10%ほどの差で三巴戦を行っている。チョ候補は今回の選挙で‘保守分裂’による反射効果を享受している。東区もやはり保守的指向が強いところだが、今回は警察署長出身のイ・ファンソプ候補がハンナラ党公認を受けられないために離党し、無所属に出てくるなかでハンナラ党の票を分けた。チョ候補は東区に所在する現代製鉄労組委員長出身で、この地域にある東国製鋼・仁川医療院労組員など労組員らの組織的支持を得ている反面、イ・ホンス候補はこの地域で永らく学院を運営し市会議員・区議員を務めた経歴を持っている。
イユ・チュヒョン記者 edigna@hani.co.kr
原文: 訳J.S