原文入力:2010-05-27午後10:41:44(1496字)
市・道知事 関心地域 9ヶ所中 6ヶ所で支持率 先行
ソウル・京畿 大差…首都圏‘野党全敗’可能性
世論調査 専門家たち "北風効果で保守票 結集"
イ・ジョンエ記者
←首都圏広域団体長候補 支持率
6・2地方選挙が5日先に迫った中で‘ハンナラ党集中’現象が深刻化されている。
<ハンギョレ>が世論調査機関‘ザ ピープル’と共に去る25~26日、広域団体長選挙関心地域9ヶ所を対象に世論調査を行った結果、ソウルと京畿・仁川など首都圏で与野党の支持率格差がさらに広がったことが分かった。
ソウルではオ・セフン ハンナラ党候補(52.3%)がハン・ミョンスク民主党候補(34.3%)を18%差で大きく先行し、京畿道ではキム・ムンス ハンナラ党候補(48%)がユ・シミン国民参加党候補(34.1%)を13.9%差で締め出した。仁川でもアン・サンス ハンナラ党候補(46.2%)がソン・ヨンギル民主党候補(38.4%)より7.8%の優位を見せた。これは去る15日調査時より与野党候補の格差が各々1.5%、8.3%、2.1%広がったものだ。
ハンナラ党候補らは江原道(イ・ゲジン)と忠北(チョン・ウテク),慶南(イ・ダルゴン)等でも強勢を示した。反面、野党は忠南(アン・ヒジョン民主党候補)と大田(ヨム・ホンチョル自由先進党候補)で善戦した。
このように与党優位がより一層猛威をふるうことになったのは、何より‘北風’効果のためと見られる。ユク・チャンギュン ザ ピープル調査チーム長は「天安艦沈没事態で北韓に対する警戒心理が高まる中で保守・安定を望む勢力が明確に結集する現象が現れた」と話した。
その上、序盤‘無償給食’イシューを出した野党がますます無気力な姿を見せながら選挙戦が急速にハンナラ党側に傾いたものと解釈される。チョ・ヨンヒュ前大統領府世論調査秘書官は「盧武鉉前大統領逝去1周忌以後、野党圏が天安艦事態に対し‘戦争 対 平和’の構図で正面対応したが、これは保守層の結集度を高めただけで民生イシューに関心の高い野党支持層の結集を引き出すことはできなかった」と話した。
今回の選挙で野党の代表走者格であるハン・ミョンスク ソウル市長候補が振るわなかったこともハンナラ党独走の原因に挙げられる。イム・サンリョル リサーチプラス社長は「放送討論会は非指示層に対する説得よりは支持層強化効果がより大きく、大概2候補共に支持率が上昇するが、今回は討論会翌日にオ候補の支持率が3~4%上がるなど相対的にはるかに大きく上がった」と話した。
だが、政府の対北韓強硬対応にともなう株価暴落など、最近の状況が十分に反映されていない上、投票率などの変数があり、与野党共に6月2日の投票日までは越えなければならない峠が残っている。イム・サンリョル社長は「北風と与党プレミアムを勘案しても相変らず55対45で政権牽制論が強く現れている」とし「厚い政権牽制論とハンナラ党の北風追求に対する反感が結合するならば、野党支持層が投票場に出てくるようにする変数となるだろう」と見通した。
今回の世論調査は全国の19才以上男女1万3500人(1500人ずつ9ヶ所)を対象に実施され、標本誤差は±2.5%だ。
イ・ジョンエ記者 hongbyul@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/422880.html 訳J.S