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中国 不必要に刺激 米国だけに中国牽制効果

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/422470.html

原文入力:2010-05-25午後08:54:08(1256字)
[MB対北韓制裁発表 以後] 西海で韓米対潜水艦・PSI訓練すれば

クォン・ヒョクチョル記者

6月末か7月初め、西海で対北韓武力示威次元で準備中の大規模韓-米連合対潜水艦作戦や韓国海軍主導の大量破壊武器拡散防止構想(PSI)領域内遮断訓練の下半期実施推進などが中国の反発を買いかねないという指摘が出ている。西海で軍事訓練を行うのは中国の立場を全く考慮しない上に、政府が推進中の天安艦問題の国連安全保障理事会決議案推進にも役に立たないという指摘だ。

匿名を要求した外交専門家は25日「韓-米連合対潜水訓練や領域内遮断訓練は中国を刺激する可能性がとても大きい」として「中国の前庭である西海で韓-米が大規模対潜水艦訓練とPSI領域内遮断訓練を実施するならば、金正日北韓国防委員長訪中と関連し韓国政府の態度を不快と考える中国を非常に刺激する恐れがある」と話した。

韓国政府が西海で対潜水艦訓練と領域内遮断訓練を行えば、米国としては対中国牽制効果を期待することができる。だが、韓-米同盟を‘冷戦の産物’と指摘してきた中国としては、こういう韓-米両国の動きに強く反発するほかはないということだ。韓-米両国の天安艦問題対応がともすると韓-中間軍事的葛藤に広がる恐れがあるという指摘だ。

中国はPSIを米国主導の対中国包囲戦略と認識しており、PSI体制に参加せずにいる。泰剛中国外交部スポークスマンは去る3月 「中国はPSIが国連憲章と国際法の枠組みを抜け出す可能性に対し憂慮している」 と明らかにした経緯がある。

こういう理由から、西海で韓-米海軍が潜水艦追跡、魚雷発射、爆雷投下などを行う場合、中国側がこれを‘わき腹にあいくちを突きつけること’として受け入れる可能性がある。韓-米連合対潜水艦訓練には米第7艦隊所属航空母艦とイージス艦および核潜水艦などの参加可能性が高く、韓国海軍からは209級(1200t級)潜水艦をはじめ214級(1800t級)潜水艦とイージス艦の世宗大王艦(7600t級),韓国型駆逐艦(4500t級)等の海軍主力艦らが参加すると発表された。

韓-米両国はこの間、対潜水艦訓練を毎年4回行ってきたが、訓練場所は南海と東海だった。中国を不必要に刺激しないという判断に従ったものだ。韓国海軍もこの間、特別な状況がなければ対潜哨戒機(P-3C)の西海側飛行を自制してきたと知られた。軍消息筋は 「中国側は韓国海軍の対潜哨戒機(P-3C)が西海に出てくれば‘我々を監視している’とし抗議するなど、敏感な反応を示してきた」と話した。軍は天安艦事故後、対潜哨戒機運営範囲を再調整し西海を含ませたことが知られた。

クォン・ヒョクチョル記者 nura@hani.co.kr

原文: 訳J.S