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"6者 当分 難しい…制裁すれば 北韓 中国依存 深化"

原文入力:2010-05-20午後08:49:21(1387字)
"李明博政府終わるまで梗塞局面の可能性"
"南北関係主導権 中国が掌握することになることも"
"天安艦再発しないよう長期的対北韓政策 樹立必要"

クォン・テホ記者

←左からピーター ペク、ゴードン フレーク、ジョン ペパー、デービッド ストローブ。
[天安艦調査結果発表] 米 韓半島専門家たち展望

米国の韓半島専門家たちは19日(現地時間) <ハンギョレ>とのインタビューで、天安艦調査結果の発表以後、韓半島状況に対し‘当分6者会談再開の可能性は希薄’であり‘中国の役割がより一層重要になった’ということに概して意見が一致した。

韓国政府が推進する国連安全保障理事会の対北韓制裁展望に対して、ジョン ペパー米政策研究院外交政策フォーカス所長は 「中国が追加調査を要求し安保理進行過程を遅延させる可能性が高い」と見た。ピーター ペク スタンフォード大アジア・太平洋センター研究員も 「中国がまだ準備できていない」と話した。しかし、デービッド・ストローブ前国務部韓国課長(スタンフォード大アジア太平洋センター副所長)は「中国も結局、ある程度譲歩するだろう」と見通した。ゴードン フレーク マンスフィールド財団所長も 「中国が決議案水位を下げる線で対北韓制裁決議に参加するだろう」と展望した。

これらはまた、6者会談の必要性は変わらないが、当分は難しいと見通した。専門家たちは 「米国も天安艦問題に集中するだろう」(ストローブ), 「6者会談をあきらめることにはならないが当分は難しい」(ペク), 「6ヶ月内には再開が難しい」(ペパー), 「北韓が6者会談に出る準備ができていないということが明確にあらわれた」(フレーク)と話した。

専門家たちは韓半島での中国の役割はますます大きくなると展望した。特に李明博政府の対北韓支援中断と国際社会の制裁圧迫がより増すならば、北韓は中国にさらにぶらさがるほかはないということだ。これに伴い、韓半島および南北関係解決の主導権を、今回の事件により中国が掌握することになる逆説的な状況を予想した。ペク研究員は「今後、天安艦問題はもちろん、北韓の6者会談復帰も中国が勧めれば可能になる状況が出てきうる」と話し、フレーク所長も 「今後、外交と対北韓圧力の焦点は(北韓でなく)中国」と強調した。

専門家たちはまた、当分は韓半島緊張高揚状況も避けられないと見通した。ペク研究員は「李明博政府が終る時まで南北関係梗塞が続くこともありうる」とし「米国も、北韓は外交政策次順位なので積極的な姿勢を見せられないことがありうる」と憂慮した。ペパー所長も李明博政府の対北韓支援全面中断措置に対し「理解はできるが、その結果は天安艦攻撃と関係ない北韓住民たちの被害、韓半島緊張の高揚、北韓の中国依存深化などにつながるだろう」として「(李明博政府が)天安艦事件が再び起きないようにする長期的な対北韓政策目標を先ず樹立しなければならない」と指摘した。

ワシントン/クォン。テホ特派員 ho@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/421782.html 訳J.S