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"何も知らない" ハンナラ選挙動画‘女性卑下’

原文入力:2010-05-19午前09:24:03(1150字)

シン・スングン記者

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ハンナラ党が地方選挙広報UCC動画で女性をニュースと政治現実に無関心で外見で支持候補を決める‘無知な存在’として描き論難がおきている。

ハンナラ党はケーブル テレビ人気番組の<男女探求生活>をパロディにした<選挙探求生活>という題名の動画8編を作り、この内‘与党編’、‘候補者編’を党のホームページに公開した。

<ハンナラ党‘女性卑下’論難UCC与党編>

‘与党編’では女性を、ニュースを見ようとする弟を嫌悪する人物として描いた後 "女はニュースをゴキブリの次に嫌いです" 、"女が知っていることは何もありません" と卑下した。また、弟が‘李明博政府が原子力発電所受注契約をした国は’という問題を出すと、"ニュースは絶対見ない女にとって、こういう問題は修学能力試験(大学入試)よりもっと難しいです" という解説を送りだした。そして‘U’で始まるという決定的ヒントに "USA"と答えた女性に対し "女のように無知な人のための幕間常識" と言いながら与党の意味とハンナラ党の業績などを集中広報し支持を訴えている。

‘候補者編’は女性をハンサムな候補を無批判的に支持する容貌至上主義者に設定した。のどかな春の日、道を歩いていた女性は選挙遊説中のぶさいくな野党候補には "コメント、容貌、衣装が変だ" 、"あのように格好悪い候補には同情票も惜しい" というセリフを飛ばし冷遇する。しかしまもなくハンナラ党男性候補には "白馬に乗った王子" 、 "まぶしー" 、 "愛に落ちちゃうかも" という台詞を言いながら一目で支持を決める。

野党はハンナラ党が女性を卑下したとし謝罪を要求した。シム・ジェオク進歩新党スポークスマンは "ハンナラ党が作った広報動画に現れた女性卑下と女性に対する差別的表現に驚く状況" としつつ "女性有権者たちをこのように無知で分別がない存在として描き出しているということは、大韓民国の女性に対する侮辱であり差別" と批判した。民主党中央選挙対策委員会女性分科委員会もこの日声明を出し "女性の立場を少しも考えない党で作った女性関連公約が、本当に女性のための政策なのか疑問を持たざるをえない" とし "ハンナラ党は心より国民の前に謝罪しなさい" と要求した。
ハンナラ党は論議が広がるとすぐに問題の動画を党ホームページから削除した。
シン・スングン記者 skshin@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/421389.html 訳J.S