原文入力:2010-05-13午後08:30:37(1048字)
‘4億受け取り賞を与えた疑惑’協会事務局長 令状申請
審査委員らモーテルに呼び受賞作あらかじめ暗記させる
ソンチェ・ギョンファ記者
国内で最も大規模の写真大会である大韓民国写真大典の受賞作らが実力ではなく‘支援金’により決定された情況が警察の捜査で明らかになった。
ソウル地方警察庁広域捜査隊は一部会員たちに大賞などを与える代価として数億ウォンを受け取った疑惑(背任収賄など)で韓国写真作家協会事務局長キム・某(55)氏の事前拘束令状を申請したと13日明らかにした。
警察はまた、キム氏に現金を渡した疑惑を受けている会員42人、キム氏と組み受賞作を選定した疑惑がある審査委員4人、韓国写真作家協会職員2人など計48人を背任贈賄や業務妨害疑惑などで不拘束立件したと付け加えた。
キム氏は2008年4月、大学路のあるカフェで大賞受賞を依頼した会員チン・某(63・主婦)氏から3000万ウォンを受け取るなど、2007年から昨年までに会員42人から計4億ウォン余りの金を受け取り、審査委員らにチン氏などが受賞者に選ばれるよう指示した疑惑を受けている。キム氏が‘支援金’を受け取った大会は韓国写真作家協会が主催する大韓民国写真大典とソウル市写真大典などと警察は伝えた。
警察は 「キム氏がパク・某(68)氏など審査委員14人を協会理事長室やモーテルに呼び、該当会員の出品作サンプル写真をあらかじめ見せ受賞作を覚えさせた」とし 「審査当日には審査委員らが受賞作を覚えられないことに備え、審査場に入った協会職員が、出品作が出てくれば席から立つなどの方法で受賞作を知らせた」と明らかにした。
警察はまた「キム氏が会員たちから小切手を受け取れば、これを返し現金を持ってくるようにさせ、協会職員の母親名義口座に現金を送金させた」として 「このようにして受け取った金は、住宅を買うなど個人用途に使ったと調査された」と付け加えた。
韓国写真作家協会は会員6800人余りが活動する国内最大の写真作家団体で、キム氏は大韓民国写真大典など協会で主催する大会の企画から審査委員選定まですべての過程を総括してきた。
ソンチェ・ギョンファ記者 khsong@hani.co.kr
原文: 訳J.S