原文入力:2010-05-07午後11:26:45(1493字)
金委員長 "6者会談再開ための条件 造成希望"
中 "友好関係 子々孫々"…北 後継支持 暗示
パク・ミンヒ記者,イ・ヨンイン記者
←金正日北韓国防委員長(左側)と胡錦濤中国国家主席が去る5日、北京の人民大会堂で会い握手している。 <新華社通信>は7日この姿をはじめとする写真数枚を配布し金委員長の訪中事実を詳しく報道した。北京/AP新華連合ニュース
胡錦濤中国国家主席が金正日北韓国防委員長に‘経済協力深化’をはじめとする5項目を建議し、金委員長がこれに同意する形式で両国が事実上 全面的な協力関係を宣言した。特に両国間経済協力の深化は昨年の核実験にともなう対北韓制裁を無力化する効果を持たらし、今後の韓半島情勢に及ぼす影響も少なくないと予想される。
北韓-中国両国は去る5日、北京で開かれた首脳会談で△高位層の相互交流△内政と外交問題、国際情勢に対する戦略的疎通強化△経済協力深化△人文交流拡大△国際・地域問題での協力強化など5項目に事実上合意したと<新華社通信>と<中国中央テレビ>(CCTV)が7日報道した。
金委員長は胡主席のこういう5項目の提案に同意した後「互恵共栄の原則により北韓は中国企業が北韓に投資し、両国間実質的協力の頻度と水準を積極的に高めることを歓迎する」とし中国との経済協力に対する期待を表示した。
また、温家宝中国総理は金委員長との去る6日の会合で「中国は北韓の経済発展と民生改善を積極的に支持するものであり、北韓に中国の改革開放と経済建設の経験を紹介したい」と話した。これは中国が迂回的に北韓に改革開放を要求したものと分析される。これに先立ち金委員長は大連市を視察した後「世紀的な落伍性を振り払い活力にあふれ先端の高さで調和するように前進する大連市の転変を見て深い感銘を受けた」とし「東北地域の急速な発展は中国の党と政府が提示した東北振興戦略の正当性と生活力を如実に証明している」と明らかにしたと北韓<朝鮮中央通信>と<中央放送>がこの日報道した。両国最高指導部の間に経済協力強化はもちろん、北側が中国の改革開放経験を肯定的に受け入れるということに一定の共感がなされたことを示唆するものと見られる。
北核問題と関連しては、金委員長と胡主席は会談で「両国は9・19共同声明に基づき韓半島非核化目標実現のために共同努力する」としながら「6者会談参加国らは誠意を見せ、6者会談を進展させるために積極的に努力しなければならない」と明らかにした。金委員長はまた「韓半島非核化を堅持するという立場にいかなる変化もない」と強調した後、「関連各国と共に6者会談再開に有利な条件を作るために努力することを希望する」と話したと<新華社通信>が報道した。
首脳会談で金委員長は「朝-中(北韓-中国)間の伝統的友情関係は時代の波風と試練を体験したが、時間の流れと世代交代により変化がおきてはならない」と強調し、胡主席は「両国友好関係を子々孫々継承することは(北韓-中国)両国の共通した歴史的責任」と応じた。これは北韓のキム・ジョンウン後継体制と関連した言及と考えられる。金委員長は4泊5日間の訪中日程を終え7日午後3時55分(韓国時刻4時55分)頃北韓に戻った。北京/パク・ミンヒ特派員,イ・ヨンイン記者 minggu@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/419767.html 訳J.S