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金正恩国務委員長「すべてのミサイルの固体燃料化・核兵器化を実現」

登録:2024-04-04 05:53 修正:2024-04-04 07:31
金正恩朝鮮労働党総書記兼国務委員長が2日、新たに開発した極超音速滑空飛行戦闘部を装着した新型の中長距離固体燃料式弾道ミサイル「火星砲16ナ」の初の発射実験を現地指導したと、労働新聞が3日付で報じた/朝鮮中央通信・聯合ニュース

 北朝鮮は3日、前日午前に実施した固体燃料式の新型中長距離極超音速弾道ミサイル(IRBM)の発射実験に成功したと発表した。朝鮮労働党機関紙「労働新聞」の報道によると、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記兼国務委員長は「すべての戦術、作戦、戦略級ミサイルの固体燃料化、弾頭操縦化、核兵器化を完全無欠に実現した」と述べた。しかし、韓国軍合同参謀本部(合参)は「北朝鮮が主張したこのミサイルの飛行距離、軌道変更などは誇張されており、戦力化にはまだほど遠い」と評価した。

 「労働新聞」は、金委員長が「2日、新たに開発した極超音速滑空飛行戦闘部を装着した新型の中長距離固体弾道ミサイル『火星砲16ナ』の初の発射実験を現地指導した」と報じた。

 ミサイルは予定された飛行軌道に沿って1次頂点高度101.1キロメートル、2次頂点高度72.3キロメートルを記録しながら飛行し、射程距離1000キロメートル界線の東海水域に弾着したと、同紙は報道した。さらに「安全を考慮して射程距離を1000キロメートル以内に限定し、速度と高度を強制制限して極超音速滑空飛行戦闘部の滑空跳躍型飛行軌道の特性と側面機動能力を確証する方法で(発射実験を)進めた」と付け加えた。

 同紙の報道通りなら、北朝鮮側は「火星砲16ナ」の速度、高度、射程距離をすべて制限する形で初の発射実験を行ったことになる。極超音速ミサイルは音速の5倍以上の速度(時速6120キロメートル以上)で100キロメートル以上滑るように滑空飛行し、推進体から分離された弾頭が不規則な軌道で落下するため、追尾と迎撃が難しい。北朝鮮の言う「中長距離」ミサイルは射程距離が3000~5500キロメートルに達し、まともに発射すれば、米軍基地が密集した日本の沖縄と米国領グアムが打撃圏に収まる。

 「労働新聞」が明らかにした1000キロメートルの飛行距離について、合参は同日、「飛行距離は昨日発表した通り600キロメートルで、ミサイルの2段エンジン燃焼中に飛行方向を変えた機動もなかった」と明らかにした。

 金委員長は「これにより、各異な射程距離のすべての戦術、作戦、戦略級ミサイルの固体燃料化、弾頭操縦化、核兵器化を完全無欠に実現することで、地球圏内の任意の敵の対象物に対しても『迅速に、正確に、強力に』という党中央のミサイル武力建設の3大原則を素晴らしく貫徹することになった」と述べた。しかし、合参は技術の一部の進展があるとしながらも、極超音速ミサイルは先進国もまだ開発中の高難度技術が必要な兵器体系であり、戦力化にはかなりの時間が必要だとの見通しを示した。

イ・ジェフン先任記者、クォン・ヒョクチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1135137.html韓国語原文入力:2024-04-03 21:17
訳H.J

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