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‘休憩時間 5分制’母親たちが怒った

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/419466.html

原文入力:2010-05-05午後08:57:36(1153字)
"子供たち トイレにも行けず"
増山小 父兄 300人余り
人権委・教育庁に嘆願書

ソンチェ・ギョンファ記者

 "休み時間にトイレにも行けない。" 小学校4年のキム・セロム(仮名・10)さんが通うソウル、恩平区の増山小学校は授業の間の休み時間が5分だ。この学校の生徒たちはその5分間にトイレへ行き、手を洗い、次の授業準備を終えなければならない。音楽や科学の授業がある日は該当教室に移動もしなければならず、トイレに行くのも難しい。キムさんは 「生理期間の友人らは休み時間が足りず、てんてこ舞する姿も見た」として「体育の時間が終わった後には水を飲んで汗をさます時間もない」と話した。

去る4月アン・ミンソク民主党議員がソウル市教育庁から提出させ公開した‘小学校休み時間現況資料’によれば、ソウル地域587小学校の内で‘休み時間5分制’を施行する学校は計35ヶ所だ。この資料が公開された後、生徒たちの人権侵害論難が起き、ソウル市教育庁は‘休み時間を10分に増やしてくれ’と該当学校に要請した。だが、増山小を含め22校は相変らず休み時間5分制を強行している。増山小は5分制を維持する理由として‘安全事故を予防でき、授業がはやく終わり以後の活動に対する選択の幅が広い’という点を上げている。

学校がこういう方針に固執し、今度は増山小在学・卒業生の父母300人余りが休み時間を10分以上に増やして欲しいと要請する嘆願書を国家人権委員会と教育庁に提出することにした。増山小父母キム・某(45)氏は「学校で排便ができず敢えて朝ごはんを食べないという子供たちもいる」として「友人らと共に笑って騒ぐ時間が殆どなく、同じ年頃どうしの社会集団を形成できないことも大きな問題」と明らかにした。キム氏は「学校で教科内容だけ教えれば私教育と違う点がいったい何なのか」と問い直すこともした。父母パク・某(40)氏も「1学年の時は息子が気ぜわしく騒いで他の子供に被害を与えるかと思い5分制に賛成したが、今は子供が苦しそうで5分制に反対している」と話した。

チェ・ウンギョン増山小教師は「休み時間を5分に制限すれば生徒たちの統制が容易になり、教師の立場では気楽なのは事実」としつつ「しかし生徒たちが5分以内に用便と授業準備を全て終えることができず、授業開始が遅れ、授業中にトイレに行く生徒たちが増え学習権が侵害されている」と明らかにした。

ソンチェ・ギョンファ記者 khsong@hani.co.kr

原文: 訳J.S