本文に移動

政府 軍隊まで動員し‘4大河川 土木作業’

原文入力:2010-05-05午前08:55:06(1382字)
洛東江 35工区に1年半‘将兵117人+装備72台’投入
第2作戦司-釜山国土庁 協約…民主化進展後 事例なし

ソン・ホジン記者,チョン・ヒョクチュン記者

政府が国民の反対世論が高い4大河川工事に軍兵力まで投じることにしたと発表された。

4日国会国防委員会所属 アン・キュバック民主党議員が入手した国防部と国土海洋部間の協力公文書によれば、陸軍第2作戦司令部と釜山国土管理庁は先月22日、洛東江35工区に工兵部隊を投じ工事を支援するという内容の協約を結んだ。国防部は第2作戦司令部配下にある1117工兵団を中心に投入部隊を設け、来る6月から来年11月まで配置することにした。兵力は川底を掘ってできた‘浚渫土’をトラックに積み他の所に移す任務を引き受ける。現場には将兵117人と15tダンプトラック50台など、装備72台が投入され、将兵らは工事現場付近で宿営する。装備と宿営地運営などのため27億5000万ウォンの費用は釜山国土管理庁が支援する。35工区は慶北、醴泉郡、豊陽面、臥龍里 と三江里に至る7.46km区間で、主に浚渫作業がなされる。

今回の協約は国土部が昨年12月22日‘4大河川再生事業軍部隊装備参加協力’公文書を国防部に送り、これに国防部が去る2月3日投入可能だと回答し具体化された。

しかし民主化が進展した90年代中盤以後には軍兵力が対民間支援や軍作戦地域の工事目的などでない政府主導の国策事業工事に直接投入された事例を探すのは難しく "不適切な軍動員復活" という批判を避けることができないものと見える。

国防部がアン議員に出した‘国家施策事業に軍兵力投入現況’によれば、軍は京釜高速道路建設(1968~70年),蔚珍~縣洞道路工事(82~84年),ソウル郊外周辺循環道路工事(91~94年)等に国策事業の主要な工事労働者として動員された。金泳三政府以後にも兵力投入事例が8件あるが、ペクリョン島・大青島道路開設(1995~96年),韓国、北韓合意による東海線鉄道・道路工事(2002~04年)等、軍事地域工事や扶餘・軍威農村耕地整理(94~95年)等、対民間サービス次元に限定されていた。だが、今回の洛東江35工区は軍事施設地域と関係がなく、洪水になる所でもなく洪水予防のための軍の対民間サービスと見るのも難しい。

アン・キュバック議員は「軍事政権のように軍兵力を大規模国策事業に投じる亡霊がよみがえっている」として「李明博大統領が天安艦事態以後、安保態勢を強調しているが4大河川を破壊することに軍事力を利用する安保無策であることを見せてくれている」と話した。

これに対し国防部関係者は「国策事業に軍が参加するという意味で、国土部の要請を受け入れ、工兵部隊訓練効果もある」と話した。国土部関係者も「軍が4大河川事業に役割を果たしてくれることにより国民的関心も高め事業を円滑にするための目的」と説明した。 ソン・ホジン,チョン・ヒョクチュン記者 dmzsong@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/419349.html 訳J.S