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金正日 電撃訪中… "大連で一行 目撃"

原文入力:2010-05-03午後07:31:28(1569字)
特別列車 3日 丹東到着
周辺地域 各地で警戒 厳重
北京で6者など論議する模様

パク・ミンヒ記者,イ・ヨンイン記者

←金正日北韓国防委員長が乗ったと推定される特別列車が3日午前、北韓-中国国境を結ぶ鴨緑江鉄橋の上を過ぎ中国,遼寧省,丹東駅に向かって走っている。キム委員長は丹東駅に降りた後、乗用車で中国南西側の港町である大連へ向かったと知られた。列車前部につけられた円形の絵はこの場面を報道した<フジTV>の象徴マークだ。丹東/フジTV 提供、連合ニュース

金正日北韓国防委員長が3日、電撃的に中国を訪問した。2006年1月以後、4年4ヶ月ぶりの訪中だ。キム委員長の今回の訪中を契機に、長くは18ヶ月間立ち止まっている北核6者会談、短くは天安艦沈没事故で保留されている北韓-米国の追加接触を再開できる契機が用意されるのか注目される。これと共に金委員長の今回の訪中が北韓-中国協力強化など韓半島情勢に少なくない影響を及ぼすだろうという展望もある。

複数の外交消息筋はこの日「金正日国防委員長の特別列車と見られる17両編成の北韓列車が朝5時20分(現地時間、韓国時刻 朝6時20分)頃、北韓-中国の国境都市である中国,遼寧省,丹東駅に到着した」として「以後、金委員長一行が乗ったと見られるリムジンと儀式車両など車両20台余りが遼寧省港町の大連市内中心街プリファホテルに入るのが目撃された」と伝えた。これら儀式車両行列には救急車1台も含まれていたと伝えられた。

大連市内の主要地域各地ではものものしい警戒が敷かれ、丹東-大連高速道路も統制された。大連と瀋陽の消息筋は普段瀋陽に留まっている遼寧省指導部が3日現在、大連に移動したと伝えた。

金委員長一行の大連日程は確認されていないが、北韓が開発中の羅津港建設計画を中心に北韓-中国経済協力と中国の対北韓投資問題などが議論されたと予想される。金委員長は大連を経て近日中に北京に到着した後、胡錦濤国家主席など中国指導部と会い、北韓-中国協力強化と北核問題などを議論する予定だと知らされた。しかし北京の他の外交消息筋は「キム委員長の健康問題と警護上の利点などのために、中国指導者らが大連に行き会談し、北韓-中国懸案を議論する可能性も排除することはできない」と話した。

胡錦濤主席の招請で訪中した金委員長は胡主席をはじめ温家宝総理、習近平国家副主席、李克强副総理など中国首脳部とも会うものと見られる。両国間議題と関連して、中国事情に明るい消息筋は「北核問題と北韓-中国政治・経済協力問題が主要に議論されるだろう」と伝えた。韓半島情勢の突出変数として登場した天安艦沈没事故は公式議題として扱われないという展望が多いが、何らかの方法で天安艦と関連した政治的メッセージが出てくる可能性があるという分析もある。

専門家たちは金委員長が6者会談の必要性と重要性を強調する水準で、進展した意志を表明する可能性が高いと見通した。しかし電撃的な6者会談復帰宣言可否と関連し北京の外交消息筋は「現在の情勢を考慮すれば金委員長が復帰日程まで明らかにする可能性はそれほど高くないと見る」と話した。

胡錦濤主席が来る8日にロシアを訪問する予定なので、金委員長の中国滞留日程は最大7日までだと予想される。金委員長訪中一行の中で後継者に選ばれる3男キム・ジョンウンが同行したか否かは確認されなかった。

北京/パク・ミンヒ特派員,イ・ヨンイン記者 minggu@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/419019.html 訳J.S