原文入力:2010-04-22午後07:23:22(902字)
8ヶ堰 濃度 1.5~3.6倍↑
環境評価‘不良’疑惑
ナム・ジョンヨン記者
←洛東江堰建設予定地の3月浮遊物質 平均濃度
‘4大河川再生’浚渫工事により洛東江の浮遊物質(泥水)濃度が普段より3倍以上に上昇したことが明らかになった。特に一部地域の場合、浮遊物質濃度が環境影響評価で提示された予測値を越え環境影響評価が不十分だったという疑惑が大きくなっている。
国会環境労働委員会キム・サンヒ議員(民主党)は22日「最近3年分の洛東江水質測定網資料を分析した結果、4大河川再生事業で建設される8ヶの堰周辺の浮遊物質濃度が普段の水準の1.5~3.6倍まで上昇した」と明らかにした。
尚州堰下流の尚州2測定所では2008年に5.4㎎/lであった浮遊物質濃度が今年は19.4㎎/lで3.6倍に増えた。江亭堰近隣の達城測定所では2008年の11.7㎎/lから今年24㎎/lで2倍以上に跳ね上がった。達城堰と陜川堰が建設される洛東江下流一部区間では、すでに環境部の浮遊物質中圏域目標水質基準の25㎎/lを超過していることが分かった。
環境影響評価で汚濁防止膜の設置を前提になされた浮遊物質濃度予測もはずれたことが分かった。漆谷堰がある倭館測定所の場合、環境影響評価では浚渫工事により普段水準より3.5㎎/lが更に増えると予測されたが、実際にはこれより3倍多い11.3㎎/l増えたと調査された。政府が汚染低減対策として提示した汚濁防止膜の効果がほとんどないためだと分析される。
キム議員は「堰工事が始まり3ヶ月余りにしかならないのに、このように泥水発生量が多いということは環境影響評価協議が誤った数値を土台になされたことを示している」として「直ちに工事を中断し泥水低減対策に対する再協議を行え」と主張した。
ナム・ジョンヨン記者 fandg@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/417319.html 訳J.S