原文入力:2010-04-22午後10:54:48(1312字)
驪州で川底に埋めた‘露見’
キム・キソン記者,チョ・ホンソプ記者
←政府の4大河川事業で浚渫作業が進行中の南漢江,梨浦堰~驪州堰の間で22日、魚が全滅している。下側は浚渫業者の大林産業が集団死した魚を川底に埋めているのを環境団体会員たちが暴き取り出した場面だ。4大河川事業阻止汎国民対策委員会提供
堰の建設と浚渫など、政府の4大河川事業が強行されている京畿道,驪州の南漢江で魚1000匹以上が全滅した。しかしこの区間の建設業者は死んだ魚をすくい出さずに川底や川辺の土中に埋めてしまったことが明らかになった。特にこの区間は絶滅危機種であるクグリ・石サメなどが棲息する場所だ。
22日驪州郡,陵西面,内陽里住民たちと環境団体活動家たちの話を総合すれば、浚渫工事が行われている南漢江の梨浦堰と驪州堰の間で去る20日頃から魚が浮き上がり始め22日までにすでに1000匹以上が全滅した。この区間の工事を引き受けた大林産業は5月末まで仮防水で南漢江の水を塞いだ後、水を汲み出し砂200万立方Mを掘りおこす浚渫工事を進行している。
環境運動家らは仮防水で水を塞ぎ水質が悪くなり、浚渫を容易にするため水まで汲み出すことにより魚が水と酸素不足のせいで死んだと見られると明らかにした。‘4大河川事業阻止汎国民対策委員会’のミョンホ状況室長は「すでにこちらで数千匹の魚が死んだと見られる」とし「単に水と酸素不足だけでなく浚渫工事から出た泥水の浮遊物質が魚のエラに付着したこともまた別の大量死の原因」と話した。
はなはだしきは大林産業側は死んだ魚を川からすくい出さずにフォークレーンを利用し川底や川辺に埋めたことが明らかになった。対策委のキム・ソンマン活動家は「22日午前にもこの区間の浚渫現場の随所で大林産業が埋めた魚、数百匹が土中から発見された」とし「魚の斃死は22日まで続き工事現場の各地に死んだ魚が積まれている」と伝えた。
特に今回、魚の全滅事故がおきた驪州郡,陵西面の水の流れがはやい早瀬には絶滅危機野生動植物2級に指定されたクグリ・石サメなどが生息していると知られた。しかし集団死した魚の中にこれらの魚種が含まれているかは確認されなかった。クグリと石サメは漢江・臨津江・錦江の一部にのみ分布する貴重淡水魚で、最近の骨材採取と川上整備により個体数が急激に減少している。
これに対し大林産業関係者は「防水の外側へ水を汲み出した結果、水量が不足し魚が死んで浮き上がったようだ」とし「網で魚をすくい出し川の水へ放流しようとしたが、あまりに魚が多くできなかった」と話した。この関係者は「死んだ魚は悪臭が出て見た目が悪いと思いひとまず川底に仮埋葬し、砂を浚渫する時に全て掘りおこし処理する」と明らかにした。 驪州/キム・キソン記者,チョ・ホンソプ環境専門記者 player009@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/417314.html 訳J.S