グーグルで世界の人々が昨年より最も多く検索した料理は「ビビンバ(ピビムパプ)」だった。ビビンバが絶対的な数値で最も多く検索した料理ではないが、今年に入ってビビンバに関心を持ってレシピを検索した人が世界で増えたという意味だ。
12日、グーグルは2023検索ランキングのレシピ部門でビビンバ(bibimBab)が1位を占めたと発表した。エスペト(串に刺して焼いたスペイン式の魚料理)、パぺダ(澱粉で作ったインドネシア式おかゆ)、中をくりぬいたたベーグル、パスタ・エ・ファジョーリ(インゲン豆とパスタが入ったイタリア式豆粥)などが後に続いた。
今年の検索ワードは、昨年に比べて今年のトラフィック(一定時間内に流れるデータ量)が最も多く増えた検索キーワードだ。グーグルは毎年「今年の検索ランキング」を公開する。今年は1月1日から先月27日まで検索ワードを対象にした。
昨年より「ビビンバ」検索量が最も多く増えた国はインド。シンガポールやスウェーデン、フィリピン、マレーシアなどの順で検索が増えた。グーグルは国別のランキングをつける時、絶対的な検索量ではなく、国別の全体検索ワードの中で該当する検索ワードの占める割合を基準にしたと説明した。
ただ、ビビンバは韓国のユーザーが最も多く検索したレシピのランキングには入っていない。韓国では「にんにくの漬物」、「カキの和え物」、「ジャガイモサラダ」、「大根の和え物」、「ネギキムチ」などの順で多く検索された。
ビビンバの他にも今年の検索ランキングには多数の韓国アーティストとドラマなどが含まれた。
アイドルグループ「フィフティフィフティ」の「キューピット」は世界で最も多く検索された曲の第5位にランクインした。防弾少年団(BTS)ジョングクの「セブン」も10位を記録した。
韓国で最も多く検索された曲では(G)I-DLEの「Queencard」が1位を占めた。次にユンナの「事件の地平線(Event Horizon)」、New Jeansの「OMG」と「ETA」、「DITTO」などの順だった。
世界のテレビシリーズのランキングでも、ドラマ「キング・ザ・ランド」(JTBC)とオンライン動画サービス(OTT)ネットフリックスのドラマ「ザ・グローリー」がそれぞれ6、7位にランクインした。
「ザ・グローリー」は韓国のテレビシリーズでも1位を占めた。次いでディズニープラス(OTT)のドラマ「ムービング」、ネットフリックスのドラマ「マスクガール」、ディズニープラスのドラマ「カジノ」、ドラマ「悪鬼」(SBS)なども韓国で多く検索された。
韓国の検索ランキングでは、8月9~11日に韓国を襲った「台風カーヌン(台風6号)」が1位に上がった。さらに元フェンシング韓国代表のナム・ヒョンヒ氏(42)の再婚相手として知られ、数十億ウォン台の投資詐欺疑惑が明らかになった「チョン・チョンジョ」氏(27)、クォンタムエネルギー研究所が中心となった研究チームが作ったと主張した常温・常圧の「超伝導体」、4月19日突然亡くなったグループ「ASTRO」のメンバー「ムンビン」、7月に発生した「新林駅刺傷事件」などがランクインした。
イスラエルとパレスチナの武装勢力ハマスの戦争が勃発してから、世界のニュース部門では「イスラエルとガザ地区の戦争」が検索ランキング1位を記録した。次にX(旧ツイッター)、オープンAI、2月に発生したトルコ地震、メタバース社会関係網サービス(SNS)の「ボンディー」などの順だった。