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環境部 "漢江6工区 生態調査 やりなおせ"

https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/417268.html

原文入力:2010-04-22午前08:17:45(1262字)
水公に公文書…環境影響評価 不良論難 拡大公算
国土部‘トリソム 工事 中断要請’6日間 黙殺

ナム・ジョンヨン記者

環境部が絶滅危機種のイソカンギクき損で論難がおきている京畿道,驪州郡,占東面トリソム(三合里島)一帯の‘4大河川事業’工事を中断し漢江6工区全体事業区間で生態系全数調査を行うよう韓国水資源公社に要求した。
昨年11月に4大河川事業が着工された後、環境部が環境影響評価法により工事の中断と生態系再調査を公式に要請したのは今回が初めてだ。特に生態調査が実施される6工区は漢江事業区間の4分の1に達する大きな規模であり波紋が少なくない展望だ。

21日<ハンギョレ>が入手した環境部の‘法定保護種全数調査要請’公文書によれば、環境部は4大河川事業施行機関である水資源公社に「三合里島に絶滅危機2級のイソカンギクとヒョウカナヘビが新しく発見されたことにより、調査されていない法定保護種が近隣事業区間に棲息する可能性があるので早期に漢江6工区全事業区間を対象に法定保護種の全面的な再調査を実施しなさい」と要求した。環境部はこの公文書を去る19日、水資源公社に送ったことが確認された。

環境部が生態調査を要求した漢江6工区は驪州郡,驪州邑,上里から占東面,三合里まで17.5kmに及ぶ地域で漢江全体工事区間69.7kmの4分の1を占める。砂浜と湿地が発達したこの区間にはイソカンギク,ヒョウカナヘビをはじめハヤブサ,オジロワシなど絶滅危機種数十種が棲息している。

特に環境部が工事中断措置を要求したトリソムは昨年、工事に先立ち実施された環境影響評価でイソカンギクとヒョウカナヘビの棲息事実が脱落したところであり不良環境影響評価論難も大きくなるものと見られる。‘4大河川事業阻止汎国民対策委員会’は 「環境影響評価が拙速的になされたことが確認された以上、漢江6工区全区間の工事も中断させ民官合同生態系調査を行わなければならない」と主張した。

これに先立ち15日、環境部はトリソム一帯のイソカンギク密集地が毀損されたとし「全数調査など保全方案を用意した後に工事を進行しなさい」と国土海洋部に工事中断を要請した。しかし国土部は環境部の公文書が発送されて6日が経過した21日現在まで工事を中断せずにいる。イ・チョルジェ環境運動連合代案政策局長は「環境部公文書によればトリソム一帯に工事中断要請が下されたが、相変らず島の一部地域では浚渫がなされている」と話した。これに対し国土部関係者は「イソカンギクが生えている地域に対してのみ工事を中断せよとの意味」として「この地域も移植作業が完了すれば工事を再開する」と明らかにした。 ナム・ジョンヨン記者 fandg@hani.co.kr

原文: 訳J.S