原文入力:2010-04-19午後07:37:35(1433字)
慶南地域 建設会社 社長が作成…20日 放映
検事長 2人など高位職 多数含む 波紋予告
検察 "PD手帳 捜査中…実名公開 不適切"
イ・ムニョン記者,キム・ナムイル記者
<文化放送> ‘PD手帳’製作陣は20日‘法の日’特集で放映される‘検事とスポンサー’編で、25年間 前・現職検事に設定を提供してきたある地域建設会社前職社長が作成した検事実名リストを公開すると19日明らかにした。この文書には現職検事長 2人を含め検察の前・現高位職要人が多数含まれており、波紋を呼ぶものと見られる。
PD手帳製作陣はこの日、報道資料を出し 「1984年3月から2009年4月まで、接待を受けた前・現職検事57人の実名が記録された文書を確保した。そのうち一部は性接待を受けた情況もある」とし「文書には現職検事長2人をはじめ、法務部高位職要人と部長検事が言及されており、少なくとも100人以上の前・現職検事たちがもてなしを受けた」と主張した。
この文書を作成・提供した人は80年代に慶南地域で建設会社を経営したC氏で、彼は去る25年間に地域高位職検事たちのいわゆる‘スポンサー’役をしてきたと主張した。彼はPD手帳に 「その日その日に会う検事たちに酒を飲ませ宿泊の責任をとり、性接待をすることが私の任務」とし「定期的な現金上納はもちろん、名節の度に贈り物も渡した」と主張したという。
製作陣は「現職検事長 2人が並んで釜山地検部長検事として在職する時、一緒にC氏から接待を提供された回数が計8回」と伝えた。製作陣は確認取材過程で「検事長の一人はC氏が精神異常者だと主張し、他の検事長は‘よく知らない人’と否認した」と明らかにした。演出者のチェ・スンホ PDは 「C氏の文書は特定人が25年間にわたり検察スポンサーの役割をしてきた事実を全面公開したもので、言及した検事の規模が非常に大きく信憑性も高い」と話した。
実名が公開された検事長の一人は<ハンギョレ>との通話で「1980年代にC氏が地域更生委員として活動していたので公式に知ることになった間柄だ。電話がきて、それでそんなことをどうするのか」とし、親密な縁故関係は認めながらも「自身と関連した捜査を原則的に処理したら、あたかも過去になにかがあったかのように、雲をつかむようなことを放送局に情報提供したまで」として、疑惑を全面否認した。もう一人の検事長は何度も通話を試みたが電話を受けなかった。
検察は<PD手帳>が報道する前に関連者の実名を公開したことに非常に不快だという態度を示した。最高検察庁関係者は「文化放送経営と関連し捜査が進行中であり、PD手帳製作陣も米国産牛肉輸入報道と関連して裁判を受けている状況なので、検察を一方的に批判する報道をするのは不適切だ」と話した。
検察は特に情報提供者が詐欺などの疑惑で何度も拘束された点を強調した。この関係者は「捜査を免れるために検事長に脅迫文字メッセージを送ったりもしたが、こういう人の一方的主張をろ過することなしに報道するのも不適切なこと」と主張した。
イ・ムニョン,キム・ナムイル記者 moon0@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/416729.html 訳J.S