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「済州の海女漁業」が世界農業遺産に登録

登録:2023-11-11 08:00 修正:2023-11-11 08:36
「済州の海女漁業」が、国連食糧農業機関の指定・運営する世界農業遺産に登録された=ホ・ホジュン記者//ハンギョレ新聞社

 「済州の海女漁業」が、国連食糧農業機関(FAO)の指定・運営する世界農業遺産(GIAHS)に登録された。

 済州道は、イタリアのローマで行われたFAO総会で、韓国済州の海女漁業が世界農業遺産に登録されたと10日に発表した。

 済州の海女漁業とは、女性が機械や装置なしに身一つで海中で行う潜水作業の技術をいう。海女の潜水作業には高度な体技と伝統漁労に対する理解が必要だ。済州の海女は息を止めて10メートル以上の深い海中で1分以上にわたり海産物を採取することが可能だ。

 済州道は2018年12月ごろにFAOに済州の海女漁業の登録を申請したが、登録はならなかった。続いて2019年から3回にわたって補完書類を提出したが、コロナ禍のため審査業務が中断。審査は今年5月に再開された。

 世界農業遺産制度は全世界の伝統農業活動、景観、生物多様性、土地利用システムの保全・継承を目的として、FAOが創設。韓国では済州の石垣農業、青山島(チョンサンド)のクドゥルジャン田農業、河東(ハドン)の伝統茶農業、錦山(クムサン)の伝統人参農業、潭陽(タミャン)の竹畑農業、河東・光陽(クァンヤン)の蟾津江(ソムジョンガン)タイワンシジミ漁業などが登録されている。

パク・スヒョク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/jeju/1115855.html韓国語原文入力:2023-11-10 21:17
訳D.K

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