朴槿恵元大統領再び訪れた尹大統領「朴正煕時代から学ぶべき点を国政に反映」
尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領が7日、大邱（テグ）で朴槿恵（パク・クネ）元大統領に会った。二人が会ったのは先月26日、ソウル国立顕忠院で開かれた朴正煕（パク・チョンヒ）元大統領の追悼式に続き12日ぶり。来年4月の国政総選挙を150日後に控えた時点で、保守派の票田であるTK（大邱・慶尚北道）の支持集めに力を入れているものとみられる。
尹大統領は同日午後、大邱達城郡（タルソングン）にある朴元大統領の自宅を訪れ、1時間ほど歓談した。イ・ドウン報道官が書面ブリーフィングを通じて明らかにした。尹大統領は、天気や朴元大統領の自宅の庭園など日常的な話題から始まり、国政運営、首脳外交などをテーマについて朴元大統領と話を交わしたという。
尹大統領が朴元大統領に「朴正煕大統領時代当時の国政運営を振り返りながら、学ぶべき点は今の国政にも反映している」とし、「（当時朴正煕大統領が主宰した）輸出振興会の資料を読んでみると、面白くもあり、当時このような考えがどうやってできたのか驚いたことが一度や二度ではない。温故知新というように、過去の経験から学ばなければならない」と語ると、朴槿恵元大統領は「良い働き口は企業が作るもの」と答えたという。大統領室は同日、尹大統領と朴元大統領の面会を担当記者団に予告せず、事後に公開した。
尹大統領はこれに先立ち、大邱EXCOで開かれた「正しく生きる運動全国会員大会」に出席し、「今年4月に西門市場を訪れて以来、7カ月ぶりに再び大邱に来た。大邱に来たら元気が出る」と述べ、拍手を受けた。尹大統領はさらに北区（プック）の七星総合市場を訪れ、牛コムタンや大邱式の生肉料理「ムンティギ」などで市場の商人や与党「国民の力」の大邱地域議員らと昼食を共にしながら、「商人の皆様が一人で苦労していると思わないよう、暖かい政府を作るため最善を尽くす」と語った。
訳H.J
