原文入力:2010-04-15午後07:26:41(1116字)
白血病論難 対応次元 "ライン公開 異例的" 強調
キム・ギョンナク記者
三星電子が京畿 龍仁市の器興半導体工場の一部を言論に初めて公開した。老朽化した半導体工場の一部で勤めた職員たちが白血病などで危篤だったり亡くなる事例が相次ぎ、積極的‘対応’に出たのだ。
15日言論に公開されたところは5ラインとSラインだ。5ラインは1993年からメモリー半導体を生産したところで、非メモリー半導体を生産するSラインは2005年に作られた最新式工場だ。
三星電子側は生産ラインの公開が非常に異例的だと何度も強調した。チョ・スイン三星電子半導体事業部メモリー担当社長は 「(危害性疑惑に対して)全てのものを透明に公開し正確な事実を説明するためにこの席を用意した」と明らかにした。
それでも保護装具の不足,化学物質漏出など半導体生産ラインを巡る各種疑惑を検証するには時間があまりに短かかった。三星電子職員の説明を聞き、5ラインとSラインを見回るのにかかった時間は30分にもならなかった。三星電子関係者は「作業ブース1ヶ所当たりに人が2人以上入ればホコリが発生し、作業に支障が起きるため」と説明した。
白血病などを病んでいる元三星職員たちが勤めていた当時の1990年代と2000年代初期には、作業環境が今よりもはるかに劣悪だった可能性が高い。手で行う作業も多く、それだけ危険に露出する余地も大きかった。5ラインでは小さな箱を運ぶ職員たちにしばしば会ったが、Sラインでは大部分の作業を自動化された機械が処理していた。問題になった職員たちが勤めていた所は5ラインよりより一層古い1~3ラインが大部分だ。1ラインは1983年に作られた。
工場を見回るのに先立ち、一時間余り進行された記者懇談会でも三星電子側は疑惑解明に全力を尽くした。主要疑惑の安全装置(インターロック)解除状態での作業有無に対し、チョ社長は「インターロックを解除すれば設備全体が自動的に遮断され作業が基本的に不可能だ」と明らかにした。
三星電子は公信力のある国内外研究機関および学術団体などとコンソーシアムを構成し、関連疑惑を再調査するという方針も出した。チョ社長は「遺族など疑惑を提起する側から推薦する団体があるならば、その団体も再調査に参加させる」と話した。
器興/キム・ギョンナク記者 sp96@hani.co.kr
原文: 訳J.S