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九老区長, 弟のゴルフ練習場に‘特典’論難

原文入力:2010-04-15午前08:39:59(1471字)
滞納税金 3億ウォン余り 納期2日前に徴収猶予
周辺土地も用途変更 推進…莫大な利益 予想

ユン・ヨンミ記者

←ヤン・テウン九老区長の弟が代表を務めるソウル,九老区,高尺洞62番地一帯のミリオン ゴルフクラブ。シン・ソヨン記者 viator@hani.co.kr

ソウル,九老区がヤン・テウン九老区長の弟が代表を務めるゴルフ練習場の滞納税金を徴収猶予し論難になっている。特に九老区は自然緑地のこのゴルフ練習場周辺の土地を一般住居地域への用途変更まで推進しており、特典疑惑を産んでいる。

14日<ハンギョレ>記者が確認した結果、九老区はヤン・テウン九老区長(ハンナラ党)の弟、ヤン・ジェヤン氏が代表である(株)ミリオン ゴルフクラブの不動産登録税 3億7130万6240ウォンに対し納付期限の去る2月28日を2日前にした2月26日に徴収猶予を決めた。九老区,高尺洞62番地一帯に位置した土地面積5644㎡規模のミリオンゴルフクラブは、ヤン・ジェヤン代表が22.47%の持分を所有している。

九老区関係者は不動産登録税徴収猶予を決めたことに対して「今年2月22日、ミリオンゴルフクラブから不動産登録税徴収猶予申請を受け、2004~2008年度決算書を検討した結果、繰り越し欠損金が発生している上に5年間の法人税納付実績が全くなかった」と説明した。この関係者は続けて「資金難に陥っている中小企業に対する地方税徴収猶予はソウル市の推奨事項」と説明した。

これに対しキム・ギョンフン九老区議員(ハンナラ党,開峰2・3洞)は特典疑惑を提起した。キム議員は「ミリオンゴルフクラブの2008年度財務諸表によれば、5億6488万5000ウォンの当期純利益が出ている」とし「製造業者でないゴルフ練習場に、それも前年度財務諸表上に利益が何億ウォンも出ている業者の税金を徴収猶予したことは、区庁長の弟が代表である企業に特典を与えたこと」と指摘した。

九老区が自然緑地のミリオンゴルフクラブ周辺の土地を一般住居地域に用途変更を推進していることに対しても、九老地域内ハンナラ党関係者たちが特典疑惑を提起して出た。

九老区は昨年3月、ミリオンゴルフクラブ近隣のペックァン産業敷地など4ヶ所に対し、ソウル市に新都市計画のための用途変更申請を行い、昨年6月ペックァン産業と九老駅の2ヶ所が用途変更交渉対象に決定された。ソウル市関係者は「一般的に用途変更交渉対象の決定は用途変更を前提とする」と話した。

クォン・チュンホ ハンナラ党ソウル市党副委員長は「自然緑地の高尺洞55-1番地のペックァン産業一帯が一般住居地域に用途変更され、新都市計画が推進されれば近隣のミリオンゴルフクラブ敷地も共に一般住居地に用途変更され、開発されるだろう」と話した。クォン副委員長は続けて「自然緑地が一般住居地域に用途変更されれば、アパート建設など過密開発が可能になり途方もない開発利益が予想される」とし特典疑惑を提起した。

これに対し九老区側は「区庁はペックァン産業から用途変更申請を受け取り、ソウル市に伝えただけで、周辺敷地開発などの決定はソウル市がする」とし「特典疑惑は事実でない」と話した。

ユン・ヨンミ記者 youngmi@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/416180.html 訳J.S