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ユン・ジンシク大統領府政策室長, 提川農地‘借名買い入れ’疑惑

原文入力:2010-04-15午前08:31:22(1733字)
85年 姉夫婦の買った土地, 本人名義で‘売買予約仮登記’
96年 通作距離・居住など制限なくなると所有権移転
直接 農作業をしたことはない…ユン氏 "姉にお金を貸しただけ"

キム・ギョンウク記者キル・ユンヒョン記者

←ユン・ジンシク大統領府政策室長が借名で農地を買い入れ親族にこの農地の耕作を任せていたという疑惑を受けている。問題になった忠北,提川市,寒水面炭枝里の月岳山と忠州湖付近にあるユン室長所有の畑.

政府の経済・社会政策を統合調整しているユン・ジンシク(写真)大統領府政策室長が借名で農地を買い入れ保有しているという疑惑を買っている。特にユン室長はこの土地で直接農作業をせず現地に住む親族に任せ農作業をしてきたことが明らかになり農地法違反疑惑も受けている。

←ユン・ジンシク大統領府政策室長

去る2日、政府公職者倫理委員会が公開した昨年12月31日基準 高位公職者財産変動申告内訳によれば、ユン室長は忠北,提川市,寒水面,炭枝里に畑2580㎡(781坪)を所有したと出ている。昨年1月1日基準でこの土地の公示地価は1㎡当たり5630ウォンでありユン室長はこの土地の価格を1452万5000ウォンと申告した。土地登記簿謄本を見れば、ユン室長は1996年6月27日に自身の姉ユン・某(71)氏と彼女の夫ソ・某(77)氏からこの土地を買ったことになっている。

先立ってユン室長は姉夫婦が初めてこの土地を買った1985年3月5日から2ヶ月後の5月27日に自身名義でこの土地に対して‘売買予約仮登記’を設定した。売買予約仮登記は今後この土地を買うという条件で設定するもので、土地名義者が任意に土地を処分できなくなり、よく借名で不動産を購入することに悪用される。

この土地を買った直後、ユン室長名義で売買予約仮登記を設定したことに対して、姉ユン氏は「当時、私が弟に借りたお金で土地を買った後、担保性格で設定したもので、後日 借りたお金を返せず土地を弟に渡した」と話した。

ユン室長の姉夫婦がこの土地を初めて買った時は、農地改革法により農地から4km以内(通作距離制限)に 6ヶ月以上暮らしていなければ(事前居住期間制限)農地を買うことができなかった。 当時ユン室長はソウル江南区,開浦洞の現代1次アパートに暮らしており、姉ユン氏は提川に嫁入りし20年ほどそちらで暮らしていた。ところでこの制限規定は1996年1月1日の農地法制定で廃止され、ユン室長はその年の6月にこの土地を自身の名義に所有権移転をした。ユン室長が農地改革法上の制限により自身の土地を姉名義を借りて買っておき、この制限が解けるや直ちに自身の名義に変えたという疑いを持つ内容だ。

←提川市,寒水面,炭枝里 土地登記内訳

ユン室長は田畑を所有した者は必ず農作業をしなければならないという農地法にも違反したことが分かった。この土地がある炭枝里住民たちは 「昨年までユン室長ではなく姉ユン氏が農作業をしてきた」と話した。ユン室長の姉もこういう事実を認めた。この土地は今年は休耕地として遊休している状態だ。

農林水産食品部農地課職員は「農地を相続で取得したり農漁村公社に委託する場合を除き、農地全部を他人に賃貸したり委託経営することは不法」として「農作業を直接行わないならば農地を必ず処分することになっている」と話した。

これに対しユン・ジンシク室長は「売買予約仮登記は私が貸したお金に対する担保の性格で姉が設定した」として「姉がその金を返すことができず、後日 私がお金を追加で与え買ったものだ。借名で買ったわけではない」と弁明した。また農地法違反と関連しては「私の畑を姉が栽培することが問題になるとは知らなかった」と話した。

提川/文・写真 キム・ギョンウク記者,キル・ユンヒョン記者 dash@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/416165.html 訳J.S