原文入力:2010-04-12午後10:25:35(1592字)
水は充満しておりすぐには引き揚げできず…水深25m地点まで4.6km水中移動
クォン・ヒョクチョル記者
←先月26日ペクリョン島近海で沈没し、真っ二つになった海軍哨戒艦天安艦の船尾部分が12日午後、風浪を避け移動している間にあらわれた。水面上に一瞬あらわれた艦尾の左端部分が艦首との切断面と推定され、その右側にあった煙突は沈没当時に完全に裂けており見えない。その右側が追跡レーダーのある射撃統制室,その横に45度方向でななめに置かれているハプーン艦対艦ミサイル,ハプーン ミサイルの下に水平に置かれた筒が魚雷発射台,あらわれた艦尾の右端が40㎜副砲だ。76㎜艦砲は下側あり見えない。 ペクリョン島/連合ニュース
沈没した海軍哨戒艦天安艦引き揚げ作業を始めている軍当局は、12日夜から風浪注意報が出されるなどペクリョン島付近の天候が悪くなり、船体の損傷を防ぐために艦尾部分をこの日の夕方、水深の浅いところに移したと明らかにした。艦尾を移された場所は本来あった所より風と潮流が弱く水深が浅く相対的に引き揚げ作業が容易にでき、今後天候さえ良くなれば2~3日の作業で引き揚げが可能と軍当局は見通した。
この日の艦尾移動過程で沈没17日ぶりに船体一部が水面上に姿を現した。甲板の40㎜副砲,煙突と副砲の間の射撃統制室,艦対艦ミサイルのハプーンミサイル発射台,魚雷発射台が見えた。だがガスタービン室の上部分の煙突部分は見えず事故原因と関連して関心が集まる艦尾の切断面は切れたような部分の上部分がかすかに見えた。
イ・ギシク合同参謀本部情報作戦処長はこの日 「本来艦尾が沈んだところの水深が45mだが、夜から天気が悪化し午後4時5分から6時まで艦尾をペクリョン島沿岸側水深25mのところに移し、夕方8時45分頃に艦尾を移した海底に下ろした」とし「移したところは本来位置から110度方向に4.6km離れたところ」と明らかにした。軍当局は風が強く吹き、潮流がはやくなれば引き揚げワイヤーが絡まり引き揚げ作業を1週間ほどできなくなることもあり、水深の浅いところに移したが、今後の艦尾引き揚げ作業も移したところで行う計画だと説明した。
軍当局は艦尾を移す過程で船体の一部が水面上に出たが、すぐに引き揚げするのは表面張力および艦尾に充満した冷水と砂の重さでかなり危険だと明らかにした。またこの日の夜から2日間、風浪注意報が発令されるなど天候が悪くなり引き揚げした船体を下ろすバージ船や引き揚げ作業を支援するゴムボートなどが運航できないため、13日までは引き揚げ準備作業ができないと軍当局は付け加えた。
これに伴い海軍は艦尾を移したところで直ちに引き揚げはせず、ひとまず水中に再び艦尾を入れた後、ワイヤー一本を追加連結した後に引き揚げする計画だ。海軍関係者は「引き揚げがいつ終わるかは天候次第」として「今後、天気さえ良ければ引き揚げ準備と排水作業を2~3日程度行えば引き揚げが終えられるだろう」と話した。
だが、この日夜から2日間、ペクリョン島付近に風浪注意報が出ており、14~17日は引き潮と上げ潮の差が大きい大潮期間と重なり、引き揚げ作業も当分中断される展望だ。イ・ギシク処長は「風浪注意報が発令されれば警戒および救助戦力は現場にイカリをおろし待機し、掃海艦と高速艇編隊,引き揚げ戦力は平沢港と大青島近海に避港する予定」として「気象予報などを考慮すれば今週末に本格的な作業再開が可能と予想される」と話した。 クォン・ヒョクチョル記者 nura@hani.co.kr'
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/415629.html 訳J.S