原文入力:2010-04-11午後09:52:28(1608字)
地方選挙 逆風憂慮 "検察 慎重にすべき"
ソウル市長 候補群・少壮派 相次ぎ批判発言
野党では "法務長官・検察総長 解任を"
イユ・チュヒョン記者,シン・スングン記者,ノ・ヒョンウン記者
ハン・ミョンスク前総理が‘クァク・ヨンウク事件’で無罪判決を受けたことと関連し‘検察責任論’が提起される中で、検察が追加で不法政治資金捜査に入ったことに対しても "政治的誤解の素地がある" として、中断すべきだという意見があふれている。特に6・2地方選挙を控え与党内でも‘逆風’を憂慮し別件捜査の中断を要求しており、今後検察捜査にどんな影響を及ぼすか注目される。
ソウル市長予備候補のウォン・ヒリョン ハンナラ党議員は11日、記者会見を行い 「ハン前総理事件と関連して検察の捜査・起訴は相当に不十分だったことが明らかになり、検察に対する国民的信頼が危機に瀕している」として「公正な選挙が進行されるよう検察は慎重で賢明な態度を取らなければならない」と明らかにした。ウォン議員はこの日<ハンギョレ>との電話通話でも「検察はハン前総理が無罪判決を受け組織保護論理に駆け寄っているのではないかと見える」として「別件捜査は中断することが原則的に正しい」と明らかにした。もう一人のソウル市長予備候補であるナ・ギョンウォン議員も「(検察が別件捜査の)速度を遅らせるなり引くなりできるため地方選挙戦に拍車を加える姿は政治的負担になりかねない」と否定的態度を示した。オ・セフン ソウル市長も検察の捜査形態に否定的だとオ市長側関係者が明らかにした。
ハンナラ党人材招聘委員長ナム・ギョンピル議員はこの日<ハンギョレ>記者と会い「すでにハン前総理が無罪だというのが世論市場に反映されたのに、検察が別件で論議を起こせばハン前総理をさらに助けること」と話した。親イ系のキム・ヨンテ議員も<ハンギョレ>との通話で「検察は自分たちが一次に起訴した事件で失敗をしたならば上級審に備えてさらに確証的な証拠を追跡することに集中するべきで、選挙を控え別件捜査を行うのは通常の検察捜査慣行に合致せず正しくもない」と批判した。
先立ってハンナラ党少壮派代表格のキム・ソンシク議員は前日、自身のホームページに文を載せ、検察の別件捜査と関連して "検察が信頼を得るのも足りないと言うのに鞭を招いていていいのか」と指摘した。キム議員は1997年大統領選挙前‘金大中秘密資金疑惑事件’が火を噴いた時、金泳三大統領の決断で捜査が中止されたとし捜査の中断を要求した。
野党圏では李明博大統領の謝罪とともに法務部長官と検察総長の解任を要求した。野5党と市民社会団体が共に設けた‘ハン・ミョンスク政治工作粉砕共同対策委員会’はこの日、盧武鉉財団事務室で記者会見を行い「大統領謝罪,法務部長官・検察総長の辞退がなされないならば私たちは検察がしてはならないことに税金を使い権力を乱用していることに対し根源的廃止に出る」としながら検察の改革意志を明らかにした。
しかし検察はハン前総理に無罪を宣告した裁判所を強く批判して反発した。捜査を指揮したキム・ジュヒョン ソウル中央地検3次長検事はこの日、記者会見を行い「今回の裁判はわいろ供与者とわいろを受けなかったと主張する被告人の間に相反する陳述が出てくる場合、どちらの言葉が真実なのか判断さえしなかった」として「何の根拠もない予断と推測による判決であるので控訴審で必ず誤りを正す」と明らかにした。
イユ・チュヒョン,シン・スングン,ノ・ヒョンウン記者 edigna@hani.co.kr
原文: 訳J.S