原文入力:2010-04-09午前07:55:44(1131字)
国土管理庁 諮問委員 "地下水位 1.5m上昇"
政府 "0.07~0.75m↑" 予測と最高 20倍 差
洛東江に建設中の達城堰が完工する場合、周辺地下水位を1.5~3m上昇させ、大邱,城西産業団地の地下施設が大きな被害を受けかねないという憂慮が提起されたが、韓国水資源公社は‘地下水位上昇の影響は微小だ’とし、堰工事を強行しており論難となっている。
ペ・サングン啓明大教授(土木工学科)は8日、大邱市,東区,大邱慶北デザインセンターで開かれた大韓土木学会大邱・慶北支会 春季シンポジウムで「達城堰建設にともなう地下水影響を分析してみると、城西産業団地に大きな被害が発生しかねないという分析結果が出た」とし「しかし韓国水資源公社は自己の分析結果を土台に‘城西工業団地は安全’と主張し、正確なデータを公開せずにいる」と批判した。ペ教授は「政府は正確なデータを公開することにより、専門家たちが徹底的に検討できるようにしなければならない」と指摘した。ペ教授は4大河川事業洛東江区間の事業主体である釜山地方国土管理庁専門家諮問委員だ。
先立ってペ教授は昨年9月<韓国水資源学会誌>に‘堰の建設が地下水に及ぼす影響’という題名の研究結果を発表し、(達城)堰建設後に地下水位が洛東江隣接地域では3m,城西工業団地中心部では1.5mほど上昇すると明らかにした。ペ教授は研究報告書で「こういう地下水位上昇により、城西工業団地地下施設に水が入り込めば、腐食により施設が崩壊する恐れがある」として「大邱地下鉄など影響を受ける地下施設全体に対し地下水位上昇にともなう影響を分析しなければならない」と主張した。
しかし、政府と水公は「城西産業団地が達城堰建設にともなう管理水位14mより6m高い地域にあり、浸水危険はない」と反論し、ペ教授の予測と大きな差を見せている。<ハンギョレ>が入手した水公の分析資料によれば、河川地域内は達城堰施工後に地下水位が1.58~1.94m上がり、河川地域外の城西産業団地では地下水位が0.07~0.75m上がると予測されている。また大邱地下鉄2号線が通る地点では達城堰建設後に地下水位が0.1m上がるだけで、漏水や崩壊の危険はないと結論付けている。ペ教授と水公の地下水位上昇に対する分析結果は地点により2倍から20倍までの差が生じた。 大邱/パク・ジュヒ記者 hope@hani.co.kr
原文: 訳J.S