原文入力:2010-04-07午後09:41:10(1588字)
ハンナラ 力学構図に重大変数…党, 選挙支援 期待
朴前代表側 否定的態度…代表職挑戦説は‘しとしと’
ソン・ヨンチョル記者,タク・キヒョン記者
←朴槿恵前ハンナラ党代表が7日午前、国会本会議場で国防部長官出身のキム・ジャンス ハンナラ党議員と天安艦沈没事件について話している。タク・キヒョン先任記者 khtak@hani.co.kr
ハンナラ党と朴槿恵前代表が同時に苦悩に陥った。朴前代表が6・2地方選挙応援遊説に出るか,6月全党大会に出馬するか否かを巡ってのことだ。朴前代表の去就は与党全体の力学構図を揺るがす重大変数であるためだ。
■地方選挙遊説に出るだろうか?
チョン・ビョングク事務総長は6日ラジオ インタビューで「パク前代表が今回の地方選挙の一線で助けてくださればという気持ち」と話した。事実上選挙対策委員長を引き受けて欲しいという提案だ。先立ってチョン・ドゥオン地方選挙企画委員長も「朴前代表の選挙支援はあまりにも当然の話」と話した。党主流のこういう提案は朴前代表に対する期待と圧迫を全て内包している。天安艦事態,天主教など宗教界の4大河川反対運動など、悪材料らが重なった状況で朴前代表の応援遊説参加は反転カードになりうるとこれらは期待している。同時に‘党の一方の軸であり、どうして全国規模選挙を無視できるか’という政治的圧迫の性格もある。選対委員長という職責を掲げたのも「選挙は指導部で責任を負うということ」としながら、何回も行われた再補欠選挙に立ち上がらなかった朴前代表の断りの名分を減らそうという意図と見える。
ひとまずパク前代表側は否定的気流が強い。ある側近は「代表は責任を負うことのできない約束や公約はしないというスタイル」としつつ「過去の野党代表時は自身が決めて約束し責任を負えば良かったが、今は世宗市問題などで大統領府や与党主流と考えが違っており、応援遊説でどんな話をすることができようか」と話した。また別の側近議員も「朴前代表が出る条件も作らずに支援してくれと言うのか」と話した。だが一部では朴前代表が‘大きな選挙’を無視してはいけないという声もある。地方選挙で敗北するならば‘朴槿恵責任論’が提起され、朴前代表の党内位置づけが下がるだろうという憂慮からだ。朴前代表のスポークスマン格であるイ・ジョンヒョン議員は「朴前代表が応援遊説に関し特別な話はしなかった」とだけ話した。
■党代表職 挑戦するだろうか?
朴前代表が6月30日に予定された全党大会に出るかも関心事だ。イ・ジョンヒョン議員は「まだ時間がたくさん残っている。今は話す言葉がない」と話した。しかし最近になって朴前代表が全党大会に出るつもりという話が日を追ってしばしば流れ出ている。ある重鎮議員は「世宗市問題を含め、今のように党が流れる姿に対し朴前代表が残念がっているのは事実」としつつ「全党大会出馬に対しても明確に悩んでいると理解している。決断は本人次第だ」と話した。朴前代表は最近側近たちに、政府と軍の不透明な天安艦収拾過程について苦々しさを表わしたと分かった。しかし周辺では慎重論も少なくない。ある再選議員は「大統領府に対し事あるごとに角を立てることもできず、それでも大統領府の指示にそのまま従うことも難しい状況」として「あえて朴前代表が出る理由がない」と話した。親李明博系が党組織を再編した状況で、勝利を大言壮語できないという点も悩みにならざるをえない。
ソン・ヨンチョル記者 sychee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/414879.html 訳J.S