本文に移動

韓国女性 賃金, 男性より38% 少ない

原文入力:2010-04-02午後09:12:23(868字)
OECD会員国中 最大格差

ファン・ボヨン記者

←OECD会員国 男女賃金格差

我が国の性別賃金格差が経済協力開発機構(OECD)会員国の中で最も大きいことが明らかになった。

2日、経済協力開発機構が先月‘世界女性の日’を迎え発表した報告書によれば、正規職を基準として我が国の女性は男性より賃金が38%程度あまり少ないと分析された。会員国の中で最も賃金格差が激しいうえ、会員国平均格差の17.6%の倍を遥かに越える。我が国で女性に対する賃金差別が少なくないという点をそのまま示している。今回の統計は経済協力開発機構所属21ヶ会員国の2003~2006年資料を土台に作成された。

我が国に続き賃金格差が激しい国は日本(33%),ドイツ(23%),カナダ・英国(21%),スイス・米国・フィンランド(19%)等の順だった。また、ポルトガル(18.9%)とチェコ(18%),スペイン(17.3%),オーストラリア・オランダ(17%)等も男女勤労者間の賃金格差が少なくない国々だ。

調査対象21ヶ国の中で、男女の賃金格差が10%未満の国はベルギー(9.3%)1ヶ所だけだった。早い時期に男女平等を強調してきた先進国でも男女賃金差別はまだ残っているということだ。

この報告書で経済協力開発機構は「男女賃金不平等は女性が男性より低賃金を受け取る職業に従事するケースが多いため」として「女性は貧困に処する可能性も男性に比べて高い傾向がある」と指摘した。

企画財政部関係者は「2006年以後、男女賃金格差が少しずつ減っている」として「雇用部門で男女の地位がどれくらい似ていたかを現わす‘雇用平等指標’等の改善を試みている」と話した。

ファン・ボヨン記者 whynot@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/414054.html 訳J.S