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検察, 総理公館 現場検証 控え‘無理手’

原文入力:2010-03-22午前08:53:01(1424字)
‘ハン・ミョンスク裁判証人’再調査 論難
検察 "陳述翻意 警護員 ハン前総理側と接触した"
弁護人 "我々も申請した証人…会うのが当然"

ソン・ギョンファ記者,キム・テヒョン記者

←21日午後ソウル,瑞草洞の中央地検記者室でハン・ミョンスク前国務総理弁護団チョ・グァンヒ弁護士が公判証人参考人調査の適切性に関し検察を批判する略式記者会見を行っている。 キム・テヒョン記者 xogud555@hani.co.kr

検察がハン・ミョンスク前総理の公判で検察に不利な証言をした現職警察官を総理公館現場検証を目前にして2日連続で召還調査し "核心証人を圧迫する行為" という論難が起きている。

検察はユン・某氏が検察で行った陳述とは異なる陳述をしたことは、ハン前総理側との接触に関連があるのではという点を集中調査したと分かった。ユン氏が去る1月25日、検察調査の後にファン・チャンファ前総理室政務首席と接触し、今月15日にはチョ・グァンヒ弁護士に会い、20日の調査後にもファン前首席と連絡した事実を挙げてユン氏を追及したと分かった。

だがハン前総理側は偽証教唆疑惑を全面否認し、検察が劣勢に置かれた裁判状況を覆そうと無理手を使っていると非難した。去る15日にユン氏に会ったチョ弁護士は「ユン氏は検察だけでなく弁護人も申請した証人なので尋問事項整理のために直接会うのは当然だ」と明らかにした。

去る1月25日にユン氏が検察調査を受けた直後に彼に会ったファン前首席は「ユン氏が先に連絡をしてきたので何の調査を受けたのか気になり訪ねて行った」とし「ユン氏は問題の昼食は記憶になく、警護に関する一般的な陳述だけをしたと言い、そう理解した」と話した。またファン前首席は「3月15日には弁護士事務室の場所が分からないというので、江南駅で会い連れて行ってあげただけ」として、「彼がハン前総理に不利な陳述をした訳でもないのに偽証を教唆する理由もない」と主張した。彼はこれと共に 「去る20日、ユン氏が‘調査を受けたが不安だ’とし民主社会のための弁護士会に連絡すると言い電話番号を教えたことが全て」と説明した。

これに伴い検察がわずか何日か前に証言をした人を偽証疑惑で調査したことはまた別の論難になるものと見られる。他の証人らも検察参考人訊問調書とは脈絡の違う陳述を相次いで出す状況だからと、証人を再度呼び調査するということは‘検察調査の時と違う証言はするな’という圧迫として作用するというのが弁護団の主張だ。

これと関連して検察特捜部長出身の弁護士は「公判はそれ前まで捜査した内容を検証する意味があるのに、証人に立った人まで再び調査するということは極めてまれなこと」 と語った。弁護団も 「ハン前総理が昨年12月22日に起訴されたが、クァク・ヨンウク前社長などの陳述調書中にはその後に捺印されたものもある」とし、捜査と起訴,裁判での起訴維持につながる通常的手続きがよじれていることは、それだけ検察の起訴提起が粗末な根拠で行われたという話と主張した。

ソン・ギョンファ記者 freehwa@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/411486.html 訳J.S