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‘政府・財閥 批判’会計士, 新村にチャンポン店を開いた訳は

原文入力:2010-03-18午前08:41:57(1546字)
ユン・ジョンフン氏 "持続可能な社会運動のために" 生計安定を図る

クォン・オソン記者

←市民社会経済研究所企画委員であり法務法人所属会計士として政府経済政策などに批判的発言をしてきたユン・ジョンフン会計士が、17日午後 ソウル,西大門区,滄川洞の新村駅周辺に開いた中華料理店Sチャンポンでお客さんが注文した料理を出している。 イ・ジョンチャン選任記者 rhee@hani.co.kr

赤い色‘チャンポン チェーン店’の制服を着た彼を見て、誰が市民経済社会研究所企画委員であり法務法人所属会計士という事実をわかるだろうか。

ユン・ジョンフン(49)会計士が‘チャンポン店の社長’に変身した。創業資金は預金を引き出し、銀行から貸出を受け用意した。3人の職員を置いているが、サービスと会計で一日中我を忘れ仕事をしている。彼は2000年に参加連帯租税改革チーム長であり、三星グループの贈与税脱税に抗議する1人示威を行い、李明博政府の金持ち減税政策などを執拗に批判してきた。

17日ソウル,西大門区,滄川洞,新村駅近くのSチャンポン店で会った‘ユン社長’は食堂を開業した理由にためらうことなく‘生存’を挙げた。「長男が今年の冬に除隊し大学に復学する予定で、二番目が高校2学年です。お金がかかる真っ最中なので仕方ありません。」

彼は進歩陣営の皆が直面した‘危機’も作用したと言った。「パク・ウォンスン弁護士が言うとおり、現政権になって進歩指向人物と市民団体に対する政権の牽制が激しいです。まして、政府の顔色を見なければならない企業などはどうでしょうか。会計士は企業を相手にしなければならないけれど、その企業たちが顔色を変えて仕事を任せないと言うのに、私にはそれでも踏ん張るだけの才覚はないんですよ。」彼は法務法人から受け取る収入と市民経済社会研究所の研究サービス費で生活してきたが、政権が変わった後に収入が以前の3分の1水準に減ったと話した。法務法人と研究所はどちらも進歩指向の人々が主軸を成している。

ユン社長は生計問題の解決が‘持続可能な社会運動’とも直結すると考えた。"市民団体活動家たちも40代に入れば生計問題で窮地に追い込まれる場合が多いのです。生存の問題で家族との葛藤を経て、非現実的な論理に偏っていく活動家たちもいますよ。まず生活が安定してこそ社会を見る目も元気になります。」彼はチャンポン店が成功すれば、自身の経験を土台に他の市民団体活動家に‘生活コンサルタント’の役割を果たすつもりだ。

しかし実際に飛び込んで見ると、食堂の仕事というのは簡単ではなかった。飲食店を開くと言った時も妻と知り合いたちは 「そんなことまでしなければならないのか」 と言って激しく反対されたという。逆に、家族と所信を守ることだと言って説得に出た。業種は流行に左右されない点に着眼し、中国料理に決め、フランチャイズ業者の直営店で3日間の見習生活もした。毎日12時間ずつ仕事して "両脚がガクガクし目が回る重労働" を味わった。

ユン会計士はチャンポン店が安定した売り上げを出す時まで店の運営にまい進し、市民団体の仕事は減らす計画だ。彼は 「以前の活動より飲食店の仕事がはるかに難しい」としつつも「この頃、新しいことを習い変わって行く私自身を見て自信を得ている」と話した。

クォン・オソン記者 sage5th@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/410825.html 訳J.S