原文入力:2010-03-16午後09:10:17(1054字)
"凶悪犯 隔離必要" …二重処罰 論難 再燃
青松刑務所に死刑執行施設 設置 指示
ノ・ヒョンウン記者
←イ・クィナム法務部長官
釜山女子中学生拉致殺害事件で凶悪犯罪に積極的に対処することを要求する世論が高まった中で、イ・クィナム(写真)法務部長官が2005年に廃止された‘保護監護’制の再導入を推進すると16日明らかにした。またイ長官は凶悪犯を集中管理することとなる慶北,青松刑務所に死刑施設の設置を推進すると話した。
イ長官はこの日、青松刑務所を訪問し 「凶悪犯を社会と隔離する保護監護制度を再び導入できるよう今年中に刑法改定案を発議する方針」として「現在4ヶの矯正施設が集まっている青松刑務所を、凶悪犯の重矯正および保護監護施設として活用する計画」と話した。保護監護制度は再犯可能性が高い者に再犯防止と教化を目的として刑罰とは別途の保護監護を宣告し、収監期間を延長する制度で、二重処罰という批判を受け廃止された経緯がある。
イ長官は「刑法に規定された常習犯と累犯加重を廃止し、その代わりに保護監護処分を新設するならば違憲論議を起こさない」として「教化と治療を目的にしたプログラムを開発し、保護監護の趣旨を生かす」と話した。法務部はこういう次元で児童性犯罪者と常習的性犯罪者の仮釈放を原則的に許さないという方針をたてたと明らかにした。
これと共にイ長官は「青松刑務所に死刑執行施設を設置する方案を積極的に検討しなさい」と指示した。法務部は、死刑囚は死刑執行場のある収監施設で受け入れなければならないので、青松刑務所をユ・ヨンチョル(40)やカン・ホスン(41)のような連続殺人犯などの集中管理施設として利用しようとすれば死刑執行場の設置が必要だと説明した。
イ長官は「死刑執行施設を備えることが、単純に死刑囚を集め隔離収容するためのものなのか」という記者らの質問に「死刑執行を念頭に置き、死刑執行を前提としたもの」と話した。しかし彼は「死刑執行に対する態度変化と見てもかまわないか」という問いには「国民の法感情と外交関係などを考慮し慎重に検討している」という既存の立場を繰り返した。
青松/ノ・ヒョンウン記者 goloke@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/410465.html 訳J.S