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"苦難の行軍の時 餓死者 34万人余り 推定"

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/410540.html

原文入力:2010-03-17午前08:23:25(947字)
パク・ギョンスク教授分析… "300万人説 根拠ない"

イ・ジェフン記者

1990年代中盤以後、北韓の経済難・食糧難・エネルギー難など3重苦にともなういわゆる‘苦難の行軍’時期に飢えて死んだ北韓の人々はどのくらいだろうか? 北韓当局は今まで正確な数値を明らかにしたことがない。学者たちと対北韓人道的支援団体らにより最小数十万人から最大300万人までと大きく交錯する推定値が出ているだけだ。

パク・ギョンスク ソウル大教授は15日午後、我がの民族助け合い運動主催で開かれた‘第42回平和分かち合い政策フォーラム’発表を通じて、1990年代中後半に北韓の食糧難などで飢死した北の同胞の数字が、概略34万人余りに達すると推定した。人口社会学専門家であるパク教授のこういう主張は、北韓当局が自ら実施したという‘1993年人口センサス’と今回の‘2008年人口センサス’資料を比較・分析し出した数値という点で、以前の多様な推定値より相対的に‘客観性’が高いと言える。

パク教授は 「(統計的に確認することのできない国外)移住者の大きさを無視するならば、出産率・死亡率動態の変化の大きさから(1993年以後)北韓の人口損失は63万人程度と推定される」とし「出産率減少にともなう人口損失が29万人,死亡率増加にともなう人口損失は34万人程度と推定される」と話した。彼は 「死亡率増加にともなう人口損失は男性が24万人,女性が10万人程度で大きな差が生じている」とし「これは生活環境が悪くなった時に男性が女性より適応力が劣るという通説と同じ傾向を示している」と付け加えた。

彼はこういう推定値計算方式に対し「1993年センサスの出産率・死亡率が維持されたと仮定した時、2008年センサスで確認された人口規模とそれだけの違いが生じるという意」として「いずれにしても一部で提起されてきた200万~300万人餓死主張は統計学的に根拠がない」と指摘した。

イ・ジェフン記者

原文: 訳J.S