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家庭菜園・家畜飼育などで生活必需品 調達

原文入力:2010-03-17午前08:25:14(1318字)
16才以上 83% 家内経済活動に従事

イ・ヨンイン記者

北韓の人々の相当数が、家庭菜園など‘副業’性格の家内経済活動に従事していることが明らかになった。

国連人口基金(UNFPA)の支援を受け北韓中央統計局が遂行した‘2008北韓人口センサス’結果によれば、16才以上人口1736万6796人の中で‘去る一週間どんな形態ででも家内経済活動に従事した経験があるか’を問うた結果、288万8201人(16.6%)のみが‘経験がない’と答えた。10人中 8人以上が‘副業’を通じて自らの生活必需品調達や市場販売をしていることが分かる。

一週間に家内経済活動に従事した時間を見れば‘0~1時間’との応答が676万6367人で最も多かった。続いて‘1~3時間’との応答が587万4716人で後に続いた。相当数の北韓住民が企業や協同農場などで仕事を終え、隙間の時間を活用しているわけだ。しかし‘9時間以上’と答えた人も3万76323人に達した。

家内経済活動に従事した経験がある人を対象に‘副業’形態を訊いた結果、全体人口の56.2%にあたる976万3174人が‘果物・野菜など家庭菜園’と答え最も多かった。また家内経済活動の形態に対する複数応答で行ったこの調査で、魚獲り・家畜飼育(806万7878人)や燃料採取(653万2524人)等に従事したと答えた人々少なくなかった。一人が多様な形態の家内経済活動に従事した経験があることが分かる。

家内経済活動は都市地域よりは農村地域で活発に行われていることが調査された。都市地域の場合、16才以上の総人口1068万6523人の内、家庭菜園栽培経験がある人口は485万1879人(45.4%)だった。反面、農村地域では668万246人の中で491万1295人(75.3%)に達し、大部分の北韓農民たちが副業をした経験があると調査された。

‘2008年人口センサス’結果を分析したパク・ギョンスク ソウル大教授は「(非合法的)市場活動経験に対する返事を忌避した可能性があり、実際の非公式経済活動人口はさらに多いかもしれない」 と指摘した。

16才以上人口の経済活動状態に対する調査では‘仕事をしている’が1218万4720人で、16才以上全体人口の70.2%であり、‘勉強’が94万886人(5.4%),‘労働能力喪失’が15万5093人(0.9%),‘引退’が314万7553人(18.1%)だった。

1次産業である農畜産および水産業に従事する人口は、経済活動従事者1218万4720人の内、438万6895人で36%を占め相変らず北韓で1次産業がかなりの比重を占めていることが分かる。製造業に従事する人は288万2982人(23.7%),行政府と軍・保安分野に従事する人口は72万4178人と調査された。

イ・ヨンイン記者 yyi@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/410541.html 訳J.S