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天主教 主教会議 4大河川事業 反対

https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/409798.html

原文入力:2010-03-12午後09:00:58(1090字)
"環境損傷 致命的" …社会懸案 直接言及 異例的

ホン・ソクチェ記者

韓国天主教主教会議(議長 カン・ウイル済州教区長)は‘4大河川事業’が自然環境に致命的な損傷を負わせるとして憂慮を表明し、"政府が責任ある良心的な道を選択できることを祈る" と明らかにした。

韓国カトリック全体を代表する機構である主教会議のこういう発表は4大河川事業に反対するという意志を明確にしたことであり、政府の4大河川事業強行に少なからぬ影響を及ぼすものと見られる。

主教会議は12日、ソウル,広津区,中谷洞,韓国天主教中央協議会で記者会見を行い、"韓国天主教のすべての主教らは我が国各地で同時多発的に進行している4大河川事業が自然環境に致命的な損傷を負わせるとして深刻に憂慮している" と明らかにした。計22人の主教で構成された主教会議は去る8~11日、春季定期総会を開きこのように意見を集約した。

主教会議は 「私たちの山河に回復可能とは思えない大規模工事を国民的合意もなしに法と手続きを迂回しながら急いでゴリ押ししなければならない理由をとうてい理解できない」とし「浅はかな開発の弊害に誰が責任を負えるか」と問い直した。主教会議は続けて「我々自らを含む社会全体の省察と改心を促し、政府当局者らと国民皆が未来の世代に責任をもって良心的な道を選ぶことができることを祈る」と明らかにした。

主教会議は教会内外の共同問題を議論し解決策を見出すための国内主教全体の集いで、1980年代民主化運動時代以後に主教会議が社会懸案に対し直接憂慮の声を発したことは異例なことだ。

定期総会の結果を発表したカン・ウイル主教は 「4大河川事業を推進している政府側実務陣と4大河川事業に反対する側の意見を全て聞いたが、政府側説明があまりにも不十分だった」とし「なぜこのように急いで事業を進行するのか納得し難いというのがすべての主教らの共通した憂慮だった」と話した。

主教会議は‘4大河川事業’を体系的に研究し、信者らにその結果を伝える方針だ。主教会の関係者は「各教区と本堂に生命委員会を設置し、4大河川問題を本格的に扱う予定」と明らかにした。また主教会議は来る9月、4大河川開発と環境問題を内容とする白書も出す計画だ。

ホン・ソクチェ記者 forchis@hani.co.kr

原文: 訳J.S