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"ハン・ミョンスクに5万ドル渡した" 起訴状とは異なり

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/409586.html

原文入力:2010-03-12午前07:39:24(1469字)
クァク・ヨンウク "座った椅子に置いてきた"
ハン・ミョンスク裁判 証人出席 陳述

パク・ヒョンチョル記者,ソン・ギョンファ記者

クァク・ヨンウク(70・拘束起訴)前大韓通運社長が‘2006年12月20日 総理公館での昼食の後に渡した’と述べた5万ドルを、ハン・ミョンスク(66)前国務総理に直接渡したのでなく、自身が座った食卓椅子に置いて出てきたと証言した。またハン前総理がこれを見たり取り込んだかは確実でないと述べた。検察は「陳述翻意ではない」と説明したが、「(ハン前総理に)渡して上げた」という検察控訴状の内容とは距離があり、裁判結果にどのような影響を与えるか注目される。

クァク前社長は11日、ソウル中央地裁刑事合意27部(裁判長 キム・ヒョンド)審理で開かれた公判に証人として出てきて 「(昼食の後、各々3万,2万ドルが入った封筒2ヶを)座って立ち上がった椅子に置いて出てきた」と証言した。彼は裁判長の尋問に「(金入り封筒を置く場面を自身の後にいた)総理様も見ることができた。だが見たかどうかは正確に分からない」と答え、「封筒を誰が持っていったか見たか」という質問にも「見ていない」と話した。

クァク前社長はただし、チョン・セギュン当時産業資源部長官とカン・ドンソク前建設交通部長官が先に出て行った後「恐れ入ります」と言って、金入り封筒を置いて出てきたので、自分の後方にいたハン前総理がこれを受け取ったものと推定した。しかしハン前総理が「短時間に同時的」に自分と歩き出し門の前で見送ったと付け加えた。

これに対し検察関係者は「クァク前社長の法廷陳述内容は我々も調査過程で聞いて知っている」とし「クァク前社長が‘恐れ入ります’と言った時、ハン前総理が食卓のすぐ脇の近い距離で笑ったという陳述があった。したがってハン前総理がこれを認知できる情況に対する証言があったと見る」と説明した。

だがクァク前社長は他の部分でも起訴状内容と距離のある証言をした。クァク前社長は「2004年総選挙の時(国会議員に出馬した)ハン前総理に選挙資金1000万ウォンを支援しなかったか」という検察尋問に「初めにお金を(渡そうと)持って行き渡せなかったし、それ以後に渡したのか自分が使ったのか会社に返却したのかは思い出せない」と答えた。

検察は起訴事実に含まれなかったゴルフクラブ贈り物疑惑を提起し、雰囲気を有利に導こうと努めた。クァク前社長は「2002年8月ハン前総理が女性部長官の時‘長官職を終えた後に習いなさい’としてゴルフ用品売り場に一緒に行き道具998万ウォン分を買った」と証言した。

弁護人らは、総理公館昼食当時の対話内容や状況に対しクァク前社長のこの日の証言と検察調書記録が異なる理由を問い質した。これにクァク前社長は「検察調査当時、具合が悪くてもうろうとした状態だった。なぜそのような話をしたのか分からない」とか「検察陳述が正しい。当時はそのように考えた」として反論することもした。

この日の公判は夜11時30分頃、クァク前社長の健康を考慮し中断され、12日午前10時に再び開かれる。

パク・ヒョンチョル,ソン・ギョンファ記者 fkcool@hani.co.kr

原文: 訳J.S