原文入力:2010-03-12午前08:00:41(1211字)
当惑した検察‘適法調査’強調
ソン・ギョンファ記者,キム・テヒョン記者
←ハン・ミョンスク前総理のわいろ授受事件公判に証人資格で出てきたクァク・ヨンウク前大韓通運社長が11日昼、ソウル,瑞草洞,ソウル中央地裁法院で裁判が休廷されるや車椅子に乗ったまま法廷を出ている。 キム・テヒョン記者 xogud555@hani.co.kr
11日ハン・ミョンスク前総理の2次公判法廷はクァク・ヨンウク前大韓通運社長の一言一言に耳目が集中した。ハン前総理が金入り封筒を見たり、それを受け取るのを直接目撃できなかったという証言が出てきて雰囲気が尋常でなくなった。クァク前社長は特に‘検事が金を受け取った全州高出身人物をみな言えと言った’とか‘生きたくて述べた’と話すと、法廷が大きくざわついた。
クァク前社長の法廷陳述が事実ならば、ハン前総理がわいろを受けたという検察起訴事実に疑問が提起されうる。検察は昼食場所が公館内食堂内側にある狭い居間だと説明したが、多くの人が勤めている所なので‘配達事故’の可能性もなくはない。またクァク前社長は色々な部分で "思い出せない" と答えたり曖昧に述べた。検察ではハン前総理がお金をハンドバッグに入れたという趣旨で述べたが、公判ではこういう言及はしなかった。
クァク前社長は陳述背景を尋ねる裁判長に 「検察が気味が悪く恐ろしくて…. 死にたかった」,「(具合が悪くて)生きるために述べた」,「(検事が)虎より恐ろしかった」と話し涙ぐむ場面もあった。心臓が良くなく明け方1~2時まで検事と "面談" ということが苦痛だったと打ち明けた。一方では 「良い人なのでちょっと減らさなければならなくて」初めて陳述した時、ハン前総理に渡したお金を5万ドルでなく3万ドルに減らして話したとか、弁護人の助言により金品提供陳述を翻意したとして起訴事実の主要部分を覆すことはなかった。
検察は有罪立証に必要な核心証人が‘期待’とは異なる態度を見せると表情が固まった。クァク前社長は「検察が全州高出身の人はみな言えと言ったことがあるか」という裁判長の質問に「はい」と答え、検察を当惑させもした。‘標的捜査’論議が起きうる内容であるためだ。検察は適法手続きにより調査したという点を何度も強調した。
午前10時30分に始まったこの日の公判は、クァク前社長に対する尋問が長くなったため夜11時を越えてようやく終わった。裁判所は時間が長くなると弁護人尋問を一部だけ進め12日に公判を再び開くことにした。
ソン・ギョンファ記者freehwa@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/409660.html 訳J.S