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イ大統領 "小さな差異を越え大きな調和を"

原文入力:2010-03-01午後09:16:50(1151字)
天安で3・1記念日 記念演説
日本関連 言及なし

ファン・ジュンボム記者

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李明博大統領は1日 "多様な考えは尊重するものの、小さな差異を越え大きな調和を作り出さなければならない" と話した。

イ大統領はこの日、天安の独立記念館で開かれた3・1記念日91周年記念式に参加し、記念演説でこのように明らかにし "これが3・1運動の大乗的和合精神を継承,昇華する道" と話した。大統領府はイ大統領演説について "国民統合と共存共栄の3・1精神を受け継ごうという意" (キム・ウンヘ スポークスマン)と説明したが、ハンナラ党内部で葛藤を生じさせている世宗市修正案貫徹意志を繰り返し明らかにしたものと解釈された。大統領府核心関係者は "イ大統領が忠南を訪ね国民統合を話したことは、窮極的に世宗市と連結すること" と話した。

当初、実務陣が用意した記念演説には "多様な考えは尊重するものの小さな差異を越え最終結果を承服することにより大きな調和を作り出さなければならない" とされていたが、実際の演説では‘最終結果を承服することにより’という表現がなかった。去る2月12日、世宗市と関連して "個人の考えが違っても党論が決まれば従わなければならない" とした発言が親パク系を刺激した経験を考慮したものと分析される。

イ大統領は "私たちは多くの対立と分裂を肯定的なエネルギーに昇華させ、国民統合と発展の原動力としてきた" とし "今私たちが国家百年の大計を巡り激しく論争しているが、これもまた賢明に克服できることと堅く信じる" と話した。またイ大統領は "3・1精神は民生向上のために消耗的理念論争を止め、お互いを認定,尊重し生産的な実践方法を求める中道実用主義精神でもある" と付け加えた。

イ大統領は南北関係と関連しては "南北関係の実質的進展を成し遂げるためには北韓が韓国を単に経済協力の対象とだけ思う考えを変えなければならない" とし "当事者である南北間の種々の懸案を真剣な対話で解決しなければならない" と要求した。イ大統領は "私たちが提案したグランド バーゲン(北核一括妥結構想)も共に真剣に議論しなければならない" とし "今や北韓は行動で国際社会に真正性を示さなければならない" と話した。日本に向けては昨年に続き今回の3・1記念日記念演説でも特別な言及がなかった。

ファン・ジュンボム記者 jaybee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/407466.html 訳J.S