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政府, 世宗市修正法 議決 延期

原文入力:2010-02-24午後09:40:32(1556字)
ハンナラ党 派閥争いで‘党論変更’動力 喪失

チェ・ヘジョン記者,キム・ジウン記者,チェ・イクリム記者

←キム・ムソン ハンナラ党議員が24日午前、ソウル,汝矣島の党事務所で開かれた最高・重鎮連席会議で自身が発言する世宗市関連内容を紙に書いている。 キム・ポンギュ記者 bong9@hani.co.kr

世宗市論難の突破口を探すためのハンナラ党議員総会が、派閥対立と侮辱競争に変質した中で、ハンナラ党に世宗市議論を遅らせようという‘延期論’が広がっている。政府も3月2日に予定されていた世宗市修正法案の閣僚会議議決時期を遅らせることを24日決めた。

与党で延期論が勢いを得ている背景は、連鎖議員総会で本質から外れた李明博系(親イ)-朴槿恵系(親パク)の刺々しい舌戦が続き、表決を通じて党論変更を強行する動力が衰えているためだ。

実際、連鎖議員総会3日目の24日、ハンナラ党では議員総会の代わりに重鎮議員協議体または特別委員会構成を通じ、ひとまず葛藤を縫合し大統領選挙局面で本格的に議論しようという声が出てきた。アン・サンス院内代表はこの日の最高重鎮議員連席会議で 「多くの議員が党重鎮議員の役割と責任を要求していることに注目する」とし「重鎮議員らが世宗市葛藤を調停し皆が勝つことのできる良い解決法を捜し出す政治力を発揮しなければならない」と話した。

イ・ユンソン国会副議長は最初から「どんな結末であれ意見が総合される時まで政府が(修正案の国会提出を)保留しなければならない」とし、3月上旬に予告された修正法案提出を先送りすることを要求した。政府はこの日夜、こういう要求を受け入れた。世宗市企画団の核心関係者は「3月2日の閣僚会議議決の後に国会に法案を出す予定だったが、これを遅らせることにした」とし「法案提出時期がどの程度延ばされるのか予測することはできない」と話した。

ハンナラ党親イ・親パク共に延期論を最善の‘出口戦略’と見る雰囲気だ。親イ側は世論が悪化する状況で修正案を強行することに対する負担が大きい。親パク側は修正案党論が採択される場合、朴槿恵前代表の大統領選挙街道に障害となると憂慮する。親パク系のソ・ビョンス議員はこの日の議員総会で「李明博大統領の国政運営にも支障がなく、パク前代表の立場も毀損されない方法が必要だ」として 「ひとまず代表団や会議体制を構成し、議論して(大統領候補)党内選挙の時に結論を出すほかはないだろう」と主張した。親イ系のコ・スンドク,キム・ヨンウ議員は「ひとまず政府が発表した支援内容は施行するものの、行政部署移転問題は次期大統領候補たちの公約に任せなければならない」として2段階解決論を主張した。

この日の議員総会でも派閥葛藤はより一層増幅された。親イ核心のチョン・ドゥオン議員は昨年の言論関係法論難当時のパク前代表の行動を問題視して出た。チョン議員は「(パク前代表が)突然‘メディア法は国民に苦痛を与えている’として党論を覆し修正案を出した」として「どの党論は必ず守らなければならず、どの党論は簡単に修正してもかまわないのか、基準が分からない」と攻撃した。これにパク前代表のスポークスマン格であるイ・ジョンヒョン議員は記者会見を自ら要望し「親イ系が元手がみな切れるので、嘘をついてでもパク前代表の粗捜しをしようとしている」と反発した。

チェ・ヘジョン,キム・ジウン,チェ・イクリム記者idun@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/406589.html 訳J.S