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キム・ムソン, 朴槿恵に事実上 決別宣言

原文入力:2010-02-19午後09:22:34(1226字)
"永遠の敵軍も永遠の味方もない" 不満 吐露
"世宗市修正 イ大統領 愛国心 発露" 発言も

ソン・ヨンチョル記者

←キム・ムソン議員

前日、世宗市関連折衷案を提示したキム・ムソン ハンナラ党議員が19日、朴槿恵前ハンナラ党代表に向けて激情的な不満を吐露した。2004年3月パク前代表が「かなり以前から見守ってきました」と一面識もなかったキム議員に事務総長を任せて始まった6年の縁が決別へ向かうようだ。

キム議員は19日 国会で記者らと会い、パク前代表との決別説と関連して「その間のパク前代表と私の関係を考える時、一言くらい言って追い出さなければいけないのではないか」として「永遠の敵軍も永遠の味方もいないという先輩らの話もあったよ」と話した。彼は「そのように私を軽いと考えたとすれば、私の人生が虚しい」とし「私の人生よりさらに熱心にパク前代表のために仕事をしてきたが、何も言わずに追い出すほどパク前代表の人格はひどいとは思わない」と話した。

キム議員は「惰性に染まって反対しないで欲しい」という前日の自身の発言に対して「パク前代表だけでなく世宗市を巡る4大勢力に向けてした話」と説明した。その一方で彼は「率直に言って(パク前代表が)大統領に強盗と言ったのではないか」とし「激しい感情の加速度で惰性に染まっていることを指摘した」とパク前代表を狙い撃ちした。

キム議員は李明博大統領の世宗市修正案推進を愛国心と評価し、自身の折衷案が拒否されれば修正案に賛成するとも話した。彼は「(世宗市問題が)こういう不信の状況まで来たのは大統領の責任が大きい」とイ大統領責任論を挙論した。しかし彼は「(大統領が)任期が3年残っているが、世宗市原案が本当に気に入らなければ予算執行も遅らせ時間をかせげばそれまでなのに、なぜこのように持ち出したのだろうか」とし「愛国心の発露」と評価した。彼は「パク前代表をうまくいくようにしようとする思いなので、私の足で親パクを出て行くつもりはない」として「追い出されるならば仕方ないが、出て行くにしても親パク議員は1人も連れて行くつもりはない」とした。

親パク陣営はパク前代表とキム議員の決別を既定事実として受け入れる雰囲気だ。パク前代表の秘書室長の役割をしているユ・ジョンボク議員は「政治哲学が違うならば親パクではないのではないか」と話した。ある親パク議員は「キム議員の行動は世宗市原案推進に孤軍奮闘しているパク前代表の背中に刃物を突き立てたこと」として「自ら親パクと決別するという宣言をして出た」と話した。

ソン・ヨンチョル記者 sychee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/405666.html 訳J.S