原文入力:2010-02-18午後07:01:20(1374字)
野党, 韓銀法 改正推進に 与党 "粗捜し"
イ・ソンテ総裁 "地位が上がること" 肯定的
チェ・ヘジョン記者
韓国銀行総裁が叩く棒の音で大韓民国のお金の流れは変わる。基準金利により企業と個人たちが泣いて笑い、株価とアパート価格が動く。このように‘強大な’権限を持った韓国銀行総裁に対する人事聴聞会導入可否が熱い争点に浮上している。
国会企画財政委員会は19日全体会議を開き、韓銀総裁人事聴聞会導入を骨格とした‘韓国銀行法’改正案を上程する方針だ。先立ってカン・ボンギュン民主党議員は 「通貨信用政策の最終決定権者として国家経済全体に強大な影響力を及ぼす韓銀総裁を資質検証なしで大統領が任命することは問題がある」として、去る5日韓銀法改正案を出した。
野党は国会の人事聴聞を通じ候補者の力量と適合性を検証するのはもちろん、業務責任性と政治的中立性を強化させられるとし、新総裁任命から聴聞会を実施しなければなければならないと主張する。カン議員は18日午前、<韓国放送>ラジオ‘こんにちはホン・ジミョンです’に出演し「国会で資質検証をすれば韓国銀行総裁の地位が上がる」として「大統領府や経済部署長官が韓国銀行を侍女や傘下機関のように扱ってはいけないという趣旨」と明らかにした。
イ・ソンテ韓銀総裁も聴聞会導入に肯定的な意向を表わした。イ総裁は去る17日、国会企画財政委員会全体会議に出席し「(聴聞会が)韓銀総裁職に対する国家的関心を呼び起こし組織の地位を確かにすることに役立つだろう」と明らかにし、ユン・ジュンヒョン企画財政部長官も去る9日「韓銀総裁という席の地位と権限を勘案する時、人事聴聞会をすることに一理ある」と話した。実際に米国の連邦準備制度理事会(FRB)議長も人事聴聞会を行っている。
ソ・ビョンス企画財政委員長など常任委所属のハンナラ党議員らの間でも、聴聞会導入に肯定的な声が出ている。ある再選議員は「聴聞会導入自体で資質のない人物が紛れ込めなくなるという‘抑止効果’を享受できるだろう」と話した。2月臨時国会で韓銀法改正案が通過する場合、3月31日で任期が終わるイ・ソンテ総裁の後任からは人事聴聞会施行が可能だ。
しかしアン・サンス院内代表などハンナラ党指導部は否定的態度を見せている。アン院内代表はこの日<ハンギョレ>と行った通話で 「現在の聴聞会も粗捜し‘競演場’に転落しており、まともな運営になっていない」として反対意向を明らかにした。党指導部の反対が強い場合、聴聞会導入に賛成するハンナラ党議員らの立場が窮屈になり常任委通過が失敗に終わりかねない状況だ。
実際にアン院内代表は最近、ソ・ビョンス企画財政委員長に電話をかけ、韓銀法改正案上程を保留してくれと要請したと分かった。与党の一部では党指導部の反対は、次期総裁有力候補として議論されており、資質論議のある李明博大統領の側近を韓銀総裁に‘押込む’ためではないかという疑惑を提起している。
チェ・ヘジョン記者idun＠hani.co.kr
原文: 訳J.S
