本文に移動

保安法 違反疑惑 キム・ヒョングン前教師‘無罪’

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/405188.html

原文入力:2010-02-17午後09:57:25(1071字)
全州地方裁判所 "キム氏 文, 自由民主的 基本秩序 否定せず"

パク・イムグン記者

全州地方裁判所刑事1単独 チン・ヒョンミン判事は17日、生徒たちを連れて‘南側統一愛国烈士追慕祭’に参加し、利敵表現物を各種行事で伝播した疑惑(国家保安法違反)で起訴された全国教職員労働組合所属前職教師キム・ヒョングン(50)氏に無罪を宣告した。検察は直ちに控訴すると明らかにした。

裁判所は判決文で「キム氏が2005年全北,淳昌郡,回文山で開かれた南側統一愛国烈士追慕祭前夜祭行事に参加した事実は認められるが、6・15南北共同宣言に対する正当性を説明しスローガンを叫んだ行為は自由民主主義の正統性を害するほどの実質的害悪性がない」と明らかにした。裁判所は続けて「キム氏が書いた文は直接的に大韓民国の正統性と自由民主的基本秩序を否定するとは見られず、反国家団体である北韓の活動を称揚.鼓舞・宣伝・同調する目的で利敵表現物を製作・配布・所持したという証明がない」と付け加えた。

検察は昨年5月の結審公判で「キム氏が各種利敵表現物を取得し、インターネット カフェに掲載し、自身が指導する中学生たちをパルチザン追慕祭に連れていき非転向長期囚たちに会わせたことは国家保安法第7条5項(利敵表現物製作・配布・所持)に違反したこと」として懲役4年と資格停止4年を求刑した。

キム氏は全北,任実郡,館村中学校に勤務していた2005年5月全北,淳昌郡,回文山で開かれた‘南側統一愛国烈士追慕祭’前夜祭に生徒・父母180人余りと共に参加した。検察はこれに国家保安法違反疑惑を適用し2008年1月キム氏を拘束した。キム氏は2008年6月保釈で解放された。

全教組全北支部統一委員長などを務めたキム氏は自身の控訴状に書かれた‘自由民主主義を否定する者’という表現に抗議し、2009年1月に辞表を出し、同年4・29国会議員再選挙(全州,完山甲)に無所属で出馬し落選した。その後は最近まで首都圏で日雇い労働者運動をしてきた。キム氏は無罪判決を受けた後「傷だらけの栄光だが、この間私を信じて助けてくれた生徒と父母たちの苦労を少しでも慰労でき良かった」と話した。

全州/パク・イムグン記者pik007@hani.co.kr

原文: 訳J.S