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地方選挙 忠清圏‘血闘’

原文入力:2010-02-15午後09:00:08(1776字)
大田市長・忠清南北道道知事 明確な先頭 見えず
ハンナラ 忠北道‘非常’…民主党 8%pまで追撃

イユ・チュヒョン記者,チェ・ヘジョン記者,キム・ポンギュ記者

←ナム・ギョンピル ハンナラ党人材招聘委員長(右側)が15日午前、ソウル,汝矣島の党事務所で6・2地方選挙公認と関連した意見を明らかにしている。 キム・ポンギュ記者bong9@hani.co.kr

行政中心複合都市白紙化論難で忠清圏が6月地方選挙の最大関心地域に浮上している。<ハンギョレ>の広域団体長予備候補らに対する世論調査の結果、大田市長と忠南・忠北道知事競争は他の地域とは違い明確な先頭走者が見られないほどの激戦様相を見せている。特に大田・忠南圏の世宗市修正反対世論が最近では忠北まで北上する流れが感知されている。

去る10日に実施した<ハンギョレ>の広域団体長候補世論調査結果によれば、イ・シジョン民主党議員がハンナラ党所属のチョン・ウテク現忠北道知事を8%差まで追撃したことが分かった。ホン・ジェヒョン議員が次期国会副議長側に心を決めた以後、最近になって忠北道知事出馬を公式宣言したイ議員が党内では事実上‘チームトップ候補’を走っている。一ヶ月前の1月15日の調査ではチョン知事が支持率39.9%で、イ議員(29.5%)に10%ほど先んじていた。

民主党忠北道予備候補資格審査委員長を任されているノ・ヨンミン議員(忠北興德甲)は 「忠北地域で市会議員・道議員候補群に挙げられる10人余りがハンナラ党を離脱し民主党へ入党願書を出した」と話した。彼は「正月連休に地域を回って見るとハンナラ党に首を横に振る人が多かったよ。‘世宗市のために革新都市までみな滅びる’,‘政府が約束をまったく守らない’という不満が多かった」と話した。

これにハンナラ党は非常事態となった。チョン・ドゥオン ハンナラ党地方選挙企画委員長は15日<ハンギョレ>との通話で「今回の忠清選挙は本当に難しい」とし「忠南は世宗市のためにそうだとしても、忠清北道は世宗市の直接影響圏ではないので、どうにかして(ハンナラ党が)勝つように地域に合う政策懸案を多く開発するなど非常対処をする」と話した。

←アン・ヒジョン民主党最高委員(左側)が15日午前、ソウル,汝矣島の党事務所で正月連休に訪問した忠清地域民心を伝えている。右側からキム・ジンピョ,パク・ジュソン最高委員。キム・ポンギュ記者 bong9@hani.co.kr

忠南は世宗市論難でハンナラ党が打撃を最も多く受けている所だ。自由先進党のリュ・クンチャン議員と民主党のアン・ヒジョン最高委員が仮想対決で1,2位を走る中で、ハンナラ党キム・ハグウォン議員が5%内外差で追いかけているが、ハンナラ党では支持率20%台を越える候補がおらず苦しい状況だ。そのため一部では敢えてチョン・ジョンファン国土海洋部長官を投じるなど‘世宗市正面勝負’を展開しなければならないという主張が出ている。シム・デピョン前自由先進党代表の創党などで、先進党票が分裂すれば勝算があるという計算だ。また‘イ・ワング差し出し論’も頭をもたげている。行政中心複合都市白紙化に反対し公職を投げ捨てたイ前知事が出てくるならば、民主党と先進党候補に余裕で勝つという世論調査結果が出ているためだ。しかし、この場合もイ前知事の信頼墜落だけでなく知事職辞退が政治的ショーだったという批判が避けられず、‘たやすい’勝利を大言壮語することはできないという展望だ。

大田でもハンナラ党の状況はさほど良くない。世論調査数値によれば、大田では最近先進党に入党したヨム・ホンチョル前市長が先んじている。しかし党籍をしばしば変えたヨム前市長に対する‘非好感’も多く、選挙が本格的に進む中でハンナラ党-先進党-民主党間にきっ抗した接戦が繰り広げられるという分析もある。 イユ・チュヒョン,チェ・ヘジョン記者

イユ・チュヒョン,チェ・ヘジョン記者 edigna@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/404743.html 訳J.S