原文入力:2010-02-10午後06:40:01(1790字)
オム・ギヨン社長 辞退翌日 ツィッタに心境 告白
インターネットユーザー "切迫感がにじみ出ている" …文 運び拡散
←キム・ジュハ アンカー
"私を守りたいです。MBCを守りたいです。皆さんと守りたいです"
文化放送の看板アンカー キム・ジュハ記者が短文ブログ‘ツィッタ’(http://twitter.com/kimjuha)に本人の心境を残して話題を集めている。また文を残した時点がオム・ギヨン前文化放送社長が辞退を宣言した次の日の9日なのでその背景に関心が集まっている。インターネットユーザーたちは "キム・ジュハ アナウンサーの文に切迫感がにじみ出ている" として、キム アンカーの文を‘リツイッ’(他の人の文を運ぶこと)している。キム・ジュハ アンカーは比較的早い時期にツィッタに入門し、活発な活動をしている言論人の中の1人だ。10日現在‘フォロー’(購読申請する人数)が3万2千人余りに達する‘ヘビーユーザー’でもある。
一方、全国言論労働組合文化放送本部(MBC労組)は放送文化振興会の一方的理事選任に反発し、11日不在者投票を開始,18日までに全面ストライキ投票を終えることにした。全面ストライキ投票を目前にした時点で、キム アンカーの発言がどんな波紋を起こすか成り行きが注目されている。
デジタル編集チーム
オム・ギヨン文化放送前社長の‘後輩に送る手紙’
愛するMBC役職員の皆さん!
私は今日、重い気持ちでMBC家族の皆さんにお別れのあいさつをします。私は今日まで36年間、家族のように愛してきたMBCから退こうと思います。
第一にこの病が重い時期に社長職を投げ出すことになった点に対し私たちの構成員の皆様に深く謝罪申し上げます。社長として責任を痛感しています。どのようにしてでも私たちに迫りくる困難を突き抜け、MBCを2回目の半世紀の町角に無事到着させ出て行こうというのが私の覚悟でしたが、今の状況は社長として残ることがMBCの地位にむしろ迷惑をかけかねない局面のようです。
MBCは韓国で独歩的な地位と伝統を持つ報道機関です。どんな報道機関より良識があり、腐敗を許さない内部浄化能力を備えた組織です。社主の影響と政派的偏向性から抜け出した自由な雰囲気の中で、最高の人材が公正な報道,創意的なプログラムを視聴者たちに伝えてきました。
そのようなMBCで、公営放送の独立性と責任経営の原則は譲歩できない大切な資産ということが私の考えです。
振り返ってみれば私が社長として在任した2年は、MBCの歴史上そのような2年があったかと思うほどに多事多難でした。放送通信融合と放送業界を巡る再編議論が大勢であった就任初期、私の目標は公共映像性を強化し公営放送としての地位を守り放送産業を巡る変化の波に機敏に対処しようということでした。
しかし、状況は私の予想をはるかに越える程に一層複雑でした。峠々で、また決定の度に様々な面を考慮して会社の利益のために最善の選択をしようとしてきました。しかし、皆さんにすべての面を説明して差し上げられず、心を傷つけてしまったこともあっただろうと思います。
会社のための忠実な気持ちを推し量り寛容な理解を望みます。他のことは分かりませんが、MBCは私とそれこそ生死苦楽を共にした愛する職場でした。今この時点でMBCが公営放送として残る可能性が、それでも高まったということと、経済的に難しい中でも他の放送会社より品格ある放送をしようと努力したことに慰めを求めてみます。
評価は歴史と後輩に任せます。
今日考えてみると、私はMBCから本当に多くのものをもらいました。それなのに後輩に重い荷物だけを渡して離れることをとても申し訳なく痛ましい思いです。今後も良い放送を作り大韓民国最高の一流公営放送MBCをずっと守って欲しいということが退く先輩の臆面もないお願いです。
本当にありがとうございました。皆さんと仕事をしたことが、私にとってとても大きな光栄でした。ありがとうございます。
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/404001.html 訳J.S