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KB金融 社外重役‘不適切取り引き’確認

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/395467.html

原文入力:2009-12-25午後08:18:01
金融監督院‘カン会長 独自選任’報復説
社外重役制 高強度調査 予告

キム・スホン記者

金融監督院がKB金融持株会社と国民銀行に対する事前検査過程で一部社外重役の不適切な権限行使と取り引き関係を確認したと知られ、来年1月に予定された総合検査で社外重役制度全般に対する強度の高い調査が予想されている。

金融監督院は去る16日から23日まで進行された事前検査で、一部社外重役が不備な法規定を利用しKB持株の系列会社と取引関係を結んだり、用役業者選定過程に介入した事実を把握したことが25日明らかになった。ある社外重役の場合、自身が会長をしている会社が国民銀行と情報通信(IT)システム維持・保守契約(80余億ウォン)を結ぶのに直・間接的に関与したと金融監督院は見ている。 また他の社外重役は国民銀行電算システム構築作業をコンサルティング業者が勧告した会社でない別の会社が引き受けるように影響を及ぼしたことが分かった。

こういう事実は去る2月に金融当局に初めて捕捉されたが、金融監督院が今回の事前検査過程で理事会録音収録を入手し分析する過程で再度確認したと伝えられた。金融監督院は社外重役らが不適切に影響力を行使した事例が他にもあると把握し、必要な場合は総合検査の時に口座追跡権を発動したり社外重役を直接調査する方案を検討している。

金融監督院は今回の事前検査に異例の通常より3倍も多くの人材を投じ、既存慣行とは異なりKB持株と国民銀行主要部所長の個人コンピュータも10台以上押収したと伝えられた。KB持株関係者は「金融監督院の事前検査が例年に比べ協力に進行された」とし「理事会事務局からキャビネットをまるごと持って行き、録音収録を確保したと理解している」と話した。

金融界では金融当局の意図が反映されなかったKB持株会長選任に対する報復性次元ではないかといううわさも出回っている。KB持株が現在推進中の社外重役制も改編を待たずに次期会長選任に着手したのに続き、来年1月に臨時株主総会を開きカン・ジョンウォン銀行長を会長に確定することにしたことが当局の逆鱗に触れたという分析だ。一部では後任行長選任を控えていることと関連づける解釈を出してもいる。

金融監督院関係者は「来年から主要銀行の持株会社に対する検査を毎年施行し検査強度を高めることにしたので、今回の検査の強度が強化された」とし「カン会長内定者を狙った検査という市中のデマは事実ではない」と話した。 キム・スホン記者

原文: 訳J.S