原文入力:2009-12-06午後07:11:15
在日朝鮮人 北送を研究したモリス=スズキ教授 訪韓
キル・ユンヒョン記者
←テッサ・モリス=スズキ(59)オーストラリア国立大学校教授
"過去史清算の第一歩は‘謝罪’です。" 在日朝鮮人の北送事業に関する研究である<北韓行エクソダス>(2007)で韓国でもよく知られたモリス=スズキ(59・写真)オーストラリア国立大学校教授(太平洋アジア学部)が韓国学中央研究院の招請で去る1日韓国を訪れた。彼女は去る4日<ハンギョレ>記者と会い"東アジアで過去の問題がしっかり整理されえないのは歴史清算の第一歩である真正性ある謝罪がなかったため" として "謝罪は誰がどこでどんな方式でするかが大変重要だ" と話した。
彼女が例にあげるのはオーストラリア政府の努力だ。昨年2月キャビン ロドゥ オーストラリア総理は去る世紀に暴力的に進行されたオーストラリア原住民‘アボリジニー’に対する同化政策に対し歴史的な謝罪文を発表した。被害者だったアボリジニーおばあさんたちを国会に呼び、その前で目を見ながら "間違いました" と謝ったのだ。モリス=スズキ教授は "オーストラリアの経験が100%完ぺきだったと話すことは難しいが日本民主党政府も慰安婦問題などに対して鳩山総理が議会に被害者たちを呼び目を見ながら真正性を持って歴史意識を反映する姿勢で謝らなくてはならない" と話した。
モリス=スズキ教授が東アジアの過去の問題に関心を持つことになったのは彼女の特異な履歴とも無関係ではない。彼女は「私自身も英国からオーストラリアに居住地を移した国際移住民で、日本人と結婚したマイノリティ(少数者)だった" として "英国とオーストラリアにも植民地の悪い遺産があるが、日本を通じて同じ問題を覗いて見たかった" と話した。
その過程でモリス=スズキ教授が深く掘り下げたことは‘在日朝鮮人’に対する‘北送事業’だった。彼女は50年ぶりに機密解除された国際赤十字社の文書を研究し"この事業は左派的色彩を持った‘やっかい者’である在日朝鮮人を日本から追い出すために日本政府が緻密に計画したこと" という結論を引き出し大きな反響を起こしもした。
文・写真キル・ユンヒョン記者charisma@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/391789.html 訳J.S