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"ハン・サンリュル, 政権実力者にあげると言って3億要求"

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/389141.html

原文入力:2009-11-22午後10:24:10
‘絵画押し売り疑惑’アン・ウォング国税庁局長拘束で口を開いた夫人
次期次長職提案に夫 悩みの末 拒絶
不敬罪になるかと思いこの間話せなかったが
裁判など時がくれば保管資料を公開する

ソク・ジンファン記者

わいろ疑惑で拘束されたアン・ウォング(49)国税庁局長の夫人ホン・ヘギョン(49・カインギャラリー代表)氏が「ハン・サンリュル前国税庁長が現政界の実力者に10億ウォンを渡さなければならないとして夫に3億ウォンを要求した」 と22日主張した。ホン氏はこの日<ハンギョレ>との電話インタビューでこのように話し「必要なら(ロビーと関連した)他の資料を公開することもできる」と明らかにした。

ホン氏はこの日のインタビューで「2007年12月当時、ハン・サンリュル国税庁長が大邱地方国税庁長だった夫を呼び、‘私が留任をするには政界の実力者側に10億ウォンを渡さなければならないが、7億ウォンは自分で用意するので3億ウォンを出せば国税庁次長席を与える’と提案した」と主張した。この時は大統領選挙が終わった直後で、政権交替後の国税庁長と検察総長など権力機関長の留任可否が焦眉の関心事だった。ホン氏は続けて「夫は次期次長になる順番でもなく、お金もなかったので悩んだ末に断った」とし「ハン庁長が留任になり翌年3月の人事で夫は職級がかなり下のソウル地方庁税源管理局長に発令された」と話した。

当時、国税庁内外では留任したハン庁長と‘TK’(大邱・慶北)出身のアン局長間に勢力争いがあったことが分かっている。ハン庁長はアン局長に辞職を勧めたが、反対に2007年次長在職時期にチョン・グンピョ当時国税庁長に絵画‘鶴洞村’をロビー用に渡した疑惑がふくらみ、去る1月に辞任した。ハン庁長の辞退の2日後、アン局長もやはり‘絵画ロビー疑惑’を口外した者と指定され教育派遣対象者として人事措置された。

またホン氏は「検察が米国にいるハン前庁長の所在が分からないというのは話にならない」とし、ハン前庁長をそのままにして捜査が自分たちだけをねらっていると主張した。ホン氏は「検察は今回の捜査で自分たちが押収捜索した内容が全てだと思っているだろうが、私たちは1年余り脅迫を受けてきており、それほど備えが粗末ではない」と明らかにした。ホン氏は「この間、不敬罪になるかと思い話せなかったが、今後裁判など必要な時がくれば金を渡そうとしていた対象が誰なのかなど、別に保管してある資料を公開することができる」と話した。

去る21日拘束されたアン局長が「辞退を拒否したことに対して検察が狙い打ち捜査をしている」と反発してきた点に照らして、ホン氏のこの日の発言は検察と与党に向けた一種の‘圧迫’と解説される。アン局長側が‘与党の実力者に対するハン前庁長の救命ロビー’等に対する信憑性ある資料を提出する場合、大きな波紋を呼びかねない。

ハン前庁長はパク・ヨンチャ前テグァン実業会長に対する捜査が本格化する直前の去る3月、米国に出国しニューヨーク州立大訪問研究員として過ごし帰国していない。これに対し検察関係者は「アン局長に対する捜査が全てではない」として「ハン前庁長の‘絵画ロビー疑惑’等も調べる予定」と明らかにした。

ソク・ジンファン記者soulfat@hani.co.kr

原文: 訳J.S