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疎外層には‘狭き門’外高生には‘特別に広き門’

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/388574.html

原文入力:2009-11-19午前07:55:53
主要私立大‘随時特別選考’見てみれば
名前だけ変えた外高選考, 総選抜人員の14~35%
首都圏外国語高校 集中へ 語文系列進学も24%に止まる

ユ・ソンヒ記者

高麗大・延世大・西江大・成均館大などソウルの主要4ヶ私立大が2010学年度随時1次募集で‘世界先導人材’,‘グローバルリーダー’等の名前で実施した特別選考は外国語高校生たちが絶対的に有利な‘外国語高校優待選考’だと専門家たちは口をそろえる。この選考の募集定員は随時1次全体選抜人員の14~35%に達する。この選考に合格した外高生らは語文系列より非語文系列志願者が多く、自然系列合格者も相当数いた。

■外高生に特に広き門
高麗大などは‘社会的配慮対象者’等、疎外階層のための特別選考にはケチな反面、外高生らに有利な選考には過度に多い枠を配分した。

高麗大は随時1次選抜人員875人の内、‘世界先導人材’選考の募集定員が200人(22.8%)を占めた。延世大は1397人の内、35.5%にあたる496人を‘グローバルリーダー’選考で選抜し、成均館大も1033人の内、22.2%にあたる230人を、西江大は568人の内、14.4%の82人を外国語高校に有利な特別選考に割り当てた。

反面、これら大学が実施する疎外階層特別選考は規模が小さい。高麗大は定員外選考の‘教育機会均等’選考で30人を選んだ。延世大は‘社会的配慮対象者’ 50人を、西江大は‘社会統合’と‘機会均等’選考で各々16人・32人を、成均館大は‘隣人愛(機会均等)’選考で70人を選抜するのがそのすべてだ。

ソン・インス‘私教育心配ない世の中’共同代表は「主要大学らが疎外階層に対する教育機会付与には消極的である反面、家庭環境が大部分良い外高生を選ぶことには精魂を込めている」とし「大学が学閥の相続の一助となっているわけ」と指摘した。

■首都圏外高生集中が深刻
これら4ケ私立大の特別選考に合格した外高生の内、80~90%は首都圏所在外国語高校生らだった。高麗大の場合、外国語高校合格生の内96%,延世大は90%,成均館大は82%,西江大は89%が首都圏外国語高校の出身だった。全国30外国語高校の内、首都圏にある外国語高校は16ヶ(ソウル6ヶ,京畿9ヶ,仁川1ヶ)だ。クォン・ヨンギル民主労働党議員は「各大学が特別選考を通じて選ぼうとする学生たちは外国語高校、中でもいわゆる‘名門外国語高校’出身ということを示している」と話した。

■自然系列合格者も相当数
特別選考に合格した外高生の内、同一系列である語文系列志願者は平均24%に過ぎなかった。成均館大の場合、合格者96人の内、語文系列は18人で18.7%に止まり、高麗大は105人中の22人(21%),延世大は205人中の52人(25.4%),西江大は36人中の12人(33.3%)だった。

反面、人文系列内の非語文系列には平均61%にも達し、医大など自然系列志願者も平均16%だった。特に高麗大の場合、合格者105人の内、自然系列合格者が37人(35.2%)で、語文系列合格者22人(21%)より多かった。チャン・ウンスク‘正しい教育のための全国父母会’会長は「各大学が表面では‘多様な人材選抜’を叫びながらも、実際には系列に関係なく外高生を好み、外国語高校の目的が‘外国語英才養成’という設立趣旨とは違い‘名門大入学’に変質したことを示すもの」と話した。

ユ・ソンヒ記者duck@hani.co.kr

原文: 訳J.S