韓国国内における新型コロナウイルスの拡散で、全国が非常事態になった。感染が確認された患者の移動経路に沿って映画館などが次々と休業したうえ、敬老堂など脆弱階層向けの施設も予防措置として臨時休館に入るなど、対策作りに追われている様子だ。
国内で新型コロナウイルスに感染したことが確認された12人目の患者(48)と14人目の患者(40)夫婦が住む京畿道富川(プチョン)地域では、映画館CGV富川駅店が今月1日から臨時休業に入った。業務(観光ガイド)で日本に滞在した後、先月19日、金浦(キンポ)空港を通じて入国した12人目の感染者が先月20日と26日2回にわたりここで映画を見た事実が確認されたためだ。CGV側は「政府から感染者の訪問事実を知らされた当日午後6時30分から営業を中止し、当日全ての観覧客を退場処置した後、緊急防疫を行った」とし、「営業を再開するかどうかは後日疾病管理本部の指針によって決定する予定だ」と話した。
12人目の患者は日本の感染者から検査を勧められて医療機関を訪れ、今月1日に確定判定を受けた。彼は盆唐ソウル大学病院に隔離入院中だ。12人目の患者の妻も、検査結果“養成”反応を示し、今月2日、盆唐ソウル大学病院に移送された。彼ら夫婦の娘(14)は検査結果、感染されてはいないことが分かった。
富川市は、この夫婦が立ち寄った場所を市民に公開し、防疫作業に集中している。彼らが訪ねたEマート富川店や病院なども臨時休業し、閉店している状態だ。富川市は現在、地域内の非濃厚接触者105人に対しても能動監視に入った。このうち28人は、自宅隔離中だ。
15人目の患者(43)の妻、Aさんが勤務したAKプラザ水原店も消毒のため3日、丸一日臨時休業した。同百貨店は先月27日、全社員と協力社員を対象に中国への渡航歴と関係者接触の有無を全数調査する過程で、Aさんの夫が中国へ行ってきた事実を確認し、直ちにAさんを隔離処置した。Aさんは1回目の検体検査で“陰性”判定を受けた。
安養市(アニャンシ)は7人目の患者(28)と接触した保育士が“陰性”判定を受けたが、4日から16日まで万安区(マナング)、東安区(トンアング)の修練館や文化の家、相談福祉センター講座プログラムを休講し、施設を休館することにした。
特に京畿道は3日、道内の社会福祉施設1万62カ所に対する臨時休館を勧告した。臨時休館勧告の対象施設は老人福祉館62カ所や障害者福祉館36カ所、総合社会福祉館82カ所、敬老堂9825カ所、カーネーションハウス(一人暮らしの高齢者住宅)46カ所、障害者体育施設4カ所、ホームレス自活事業長7カ所など、合わせて1万62カ所だ。イ・ビョンウ京畿道福祉局長は「道内における感染者の追加発生で、地域社会への感染拡散が懸念されることから、免疫力の弱い高齢者や慢性疾患者など道内の脆弱階層を保護するための措置」だと説明した。
水原市(スウォンシ)は3日から9日まで、敬老堂513カ所や老人福祉館6カ所、室内体育施設13カ所に対する休館を決めた。城南市(ソンナムシ)は同日、老人施設391カ所に無期限休館措置を下した一方、老人雇用事業で運営される福祉会館のカフェ12カ所と構内レストラン6カ所の運営も臨時中止することにした。
新型コロナウイルス感染症の影響で、清州(チョンジュ)空港と中国をつなぐ空の道も閉ざされた。忠清北道などの発表を総合すると、清州空港で中国路線を運航してきたイースター航空や中国東方航空、中国四川航空などが運航を中止した。イースター航空は中国海口や張家界、延吉などの路線を運航してきたが、2月の1カ月間は運航を取りやめることにした。中国東方航空も威海と延吉路線を6日から運航しないことにした。中国四川航空の張家界と煙台路線の航空便は先月から欠航となっている。