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ベトナム出身の妻を暴行した30代の夫に拘束令状

登録:2019-07-09 09:14 修正:2019-07-09 12:05
裁判所「逃走の恐れがある」
ベトナム人の妻を暴行した疑いを受けている夫のK氏(36)が8日、光州地裁木浦支所で開かれた拘束前被疑者尋問(令状実質審査)に出頭している/聯合ニュース

 ベトナム出身の妻を繰り返し暴行した30代の夫が拘束された。

 光州(クァンジュ)地方裁判所の木浦(モッポ)支所のナ・ユンミン令状専担部長判事は8日、「逃走の恐れがある」として特殊傷害および児童虐待などの容疑で緊急逮捕されたK氏(36)に対し、拘束令状を発行した。

 K氏は今月4日夜9時から3時間あまり、全羅南道霊岩郡(ヨンアムグン)の自宅でベトナム人移住女性で妻のAさん(30)を暴行し、2歳の息子を押しのける過程でけがを負わせた疑いを受けている。K氏はこの日午前、光州地裁木浦支所に到着した後、取材陣の質問に「申し訳ないとしか言いようがない。(妻とは)言語が違うために考えも違った。そのために感情が積もった」と話した。

 K氏はこの日、拘束前被疑者尋問(令状実質審査)で「家庭を築いて幸せに暮らそうと思った」とし、善処を訴えたという。K氏は3年前に韓国で出会ったAさんが、ベトナムに帰って息子を出産したという知らせを聞き、4月にベトナムを訪れ親子鑑定をした。K氏はAさんがベトナムで養育していた息子が自分の実の息子という事実が明らかになると、Aさんとの婚姻届を出した後、先月16日から霊岩郡のあるワンルームマンションで一緒に暮らし始めた。

K氏(36)が全羅南道霊岩郡の自宅でベトナム出身の妻Aさんを暴行している映像の一場面=SNS映像よりキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 K氏は妻と一緒に暮らし始めてから9日目の先月25日、両親の家に行ってきた後、「(普段から)無駄なところに金を使っている」とし、妻を暴行したものと調査された。K氏は4月にベトナムに行った時も妻を殴ったと、警察の調査でも吐露した。

 一方、肋骨骨折など全治4週間の診断を受けた妻のAさんは、現在、病院で子どもと一緒に治療を受けているという。

チョン・デハ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/honam/900936.html韓国語原文入力:2019-07-08 20:59
訳M.C

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