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与党さえ‘外国語高校そのままでは私教育が抑えられない’

原文入力:2009-10-15午後02:00:13
名門大入試高に変質‘私教育ブラックホール’の役割
自私高転換へ‘特別目的高校 狂風’解消期待

ユ・ソンヒ記者

←ソウル市教育庁が12日午後、ソウル,恵化洞の東星高等学校で開いたソウル市内6ヶの外国語高校合同入試説明会に訪れた中学生の父母たちが学校関係者の説明を聞いている。 キム・ジョンヒョ記者hyopd@hani.co.kr

外国語高校廃止論なぜ出てくるか
‘外国語に堪能なグローバル人材養成’のために設立された特殊目的高校である外国語高校は、この間当初設立趣旨とは異なり名門大へ行く通路になっていた。「外国語高校の‘特殊目的’が、実は名門大入学」という指摘まで出てくる実情だ。外国語高校は小学生から入試対応私教育に追い詰める主犯と指名されてきた。この間、外国語高校の肩を持ってきたハンナラ党までが最近になって‘外国語高校廃止’を主張して出たことには‘外国語高校に手を付けなくては過度な私教育を正すことはできない’という判断が位置している。

■過度な私教育の主犯
“入る時も出る時も私教育に依存するようにさせる学校.”昨年までソウルのある外国語高校で仕事をしたイ・某(31)教師は「21兆ウォンに肉迫する私教育市場を育てたのは外国語高校」と言い切った。

キム・チュンジン民主党議員が全国30ヶの外国語高校生徒2882人を対象に調査し、国政監査場で出した資料はイ教師の話を数値で立証してくれる。この資料によれば、首都圏外高生の84.4%は‘特別目的高校対応学院に通った’と答え、91.6%は‘(今でも)一年中私教育を受けている’と答えた。また回答者3人の内2人は‘私教育なしで勉強するのは難しい’と言った。

外国語高校が‘優秀学生選抜’を名目に中学生水準では解くことのできない高難度問題を出題することも先行学習中心の私教育を煽る原因となっている。韓国教育課程評価院が去る2年間、ソウル地域6ヶ外国語高校入試英語リスニング評価質問項目の難易度を調査したところ、60%以上が‘高1水準以上’であると分析された。

■特殊目的とは入試目的?
‘外国語人材養成’という設立目標とは異なり、外国語高校はすでに‘名門大直行チケット’となって久しい。実際に外国語高校を卒業した後に同一系列の語文系列に進学する学生の比率は非常に低い。キム・ソンドン ハンナラ党議員の調査の結果、最近4年間に語文系列に進学した外国語高校卒業生は30%にならなかったし、ソウル6ヶ外国語高校在学生の中で語文系列進学希望者は11%に過ぎなかった。

外国語高校の修学能力試験成績が一般高校に比べ飛び切り高いのは、外国語高校生らが専攻外国語勉強よりは入試に重点を置いている現実と関係がなくはない。チョ・ジョンヒョク ハンナラ党議員が最近公開した資料によれば、修能成績上位30ヶ学校の内、21ヶ所が外国語高校であった。

■‘彼らだけのリーグ’
外国語高校生らの両親は大部分が高学歴専門職だった。クォン・ヨンギル民主労働党議員が調査した結果によれば、外国語高校父母の中で職業が専門・管理職など上位職に該当する比率は2007年27%,2008年29.1%,2009年34.3%と着実に増加している。教育運動団体の‘私教育の心配のない世の中’の調査でも、首都圏外国語高校生42.2%の両親の月間所得は600万ウォン以上だった。

ソン・インス‘私教育の心配のない世の中’共同代表は「政界の主張するとおり、外国語高校を自律型私立高に切り替えれば志願資格が‘内申50%内外’に緩和され私教育が減る効果がある」としつつ「また社会的配慮対象者を20%ずつ選抜することになり階層循環効果も一部期待できるだろう」と見通した。
ユ・ソンヒ記者duck@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/382065.html 訳J.S