原文入力:2009-01-07午後02:07:26
4大河川再生・高速鉄道早期完工など付録付き販売“
ソフトウェアはなくてハードウェアに重点を置いた計画”
気候変化対応・国土保全課題解決 ‘懐疑的’
チョ・ホンソプ記者,チョン・ナムグ記者
←ハン・スンス総理(前列右側)と国務委員らが6日午前大統領府で閣僚会議に参加するのに先立ち茶を飲んで話している。この会議で緑色ニューディール事業推進方案が議決された。 大統領府カメラマン団
←‘運河白紙化のための生命の川守りキリスト教行動’ 所属牧師たちが6日午前ソウル,蓮池洞(ヨンジドン)キリスト教会館で‘4大河川流域整備で包装された大運河建設放棄と予算撤回’を要求している。 キム・ミョンジン記者 littleprince@hani.co.kr
緑色,エコ,親環境,低炭素….
政府が6日発表した緑色ニューディール事業の9ヶ核心事業と27ヶ連係事業は大部分こういう修飾語を付けている。
しかし2012年まで計50兆ウォンを投資して延べ人数95万余の働き口を作るというこの野心的な計画が、果たして成長はさておき気候変化対応と国土の保全という当面の課題を解決できるか懐疑的な見解が多い。
投入される予算は4大河川再生に13兆8千億ウォン,京釜・湖南高速鉄道早期完工事業に9兆6千億ウォンなど、これら二ケに全体予算の半分近くが策定された。緑色ニューディールが‘4大河川・高速鉄道事業’を筆頭とした大規模建設事業が中心であることを示している。
この他にも中小規模ダム建設(9422億ウォン),廃棄物エネルギー化施設建設(9300億ウォン),生態河川復元事業(4838億ウォン),災害危険地区整備事業(2兆5038億ウォン),全国自転車道路ネットワーク構築事業(4980億ウォン)等、各種建設事業が主要予算事業としてあげられている。
緑色ニューディールとして発表された事業の大部分は、この間 ‘低炭素緑色成長’政策や次世代エネルギー事業などですでに捉えられていたものだ。新しいものでは親環境住宅であるグリーンホームとグリーンスクール建設,河口や山間渓谷に積もったゴミを片づけるクリーンコリア事業などが眼につく程度だ。
緑色ニューディール事業にダム建設や国外物産業進出,海水淡水化事業などが入ったのもいささかぎこちない。
気候変化対応の核心という新再生エネルギーのための事業も貧弱だ。太陽と風力のための別途の事業は皆無で既存事業を拡大したグリーンホーム100万世帯普及事業があるのみだ。これに農業と山林,海洋から出るバイオマスをエネルギー化する事業がすべてだ。
キム・ジョンウク ソウル大環境大学院教授は「働き口を創り出すと言うなら需要管理などソフトウェア側事業に比重を置くべきなのにハードウェアに重点を置いているのは問題」と指摘した。
彼は「米国,ニュージャージー環境庁は7千人余りを雇用しているが、これらは総量規制のための施設の位置づけと土地利用計画を組む高級人材」とし「建設が一時的な単純働き口を作るのと対照される」と話した。
需要管理を通じて大都市で自転車通行が増えるようにするのに先立ち全国に長さ1297kmの自転車道を建設しようとする計画もこういうハードウェア中心の事業だ。
進歩新党政策委員会はこの日論評で「自転車に温室ガスの出ない清浄エネルギーとしての意味を持たせようとするなら既存の交通手段を代える形態を考えることが常識」と明らかにした。
ニューディールと言いながら新しい発想の転換を見せられなかったという指摘もある。オ・ソンギュ環境正義事務局長は「政府の描いたニューディールは貧富格差拡大,社会安全網後退,気候変化など私たちの社会の危機を克服しようとするパラダイムの転換が全く見られず‘緑色色直し’と見るほかはない」と話した。
チョ・ホンソプ環境専門記者,チョン・ナムグ記者
ecothink@hani.co.kr