原文入力:2009-08-10午後08:35:41
住民反発に西部二村洞アパート3ヶ所 除外方針
資金難も相変わらず…KORAILに土地代金 納付延期 要請
ソンチェ・ギョンファ記者
ソウル市が龍山区,漢江路3街で推進している龍山国際業務都市開発事業が支障をきたしている。住民の反対で西部二村洞,大林・ソンウォン・ドンウォン アパートが候補地から除外されると見られ、施行社の(株)龍山駅勢圏開発も資金調達の困難に見舞われているためだ。
大林・ソンウォン・ドンウォンアパートの住民たちで構成された西部二村洞統合開発反対非常対策委員会は去る3日、統合開発に反対する意見書を龍山区庁に出した。チャ・ヒョンジェ(52)ソンウォンアパート非常対策委員会総務は「撤去対象に含まれたドンウォンアパートはわずか4年前に建設されたもので、これを壊して外国人学校を作るという」として「70%以上の住民たちが完全な家を強制収容されることは認められないという内容に同意した」と話した。
住民たちの反対により龍山区は大林・ソンウォン・ドンウォンアパートを龍山国際業務地区から除外する内容の‘都市開発計画樹立および区域指定案’をソウル市に提出するという内部方針をたてた。キム・ジェスン龍山区都市計画チーム長は「地域住民たちの意見が反映された区域指定案を準備中」として「龍山区都市計画委員会の意見を聞いた後、来る9月中旬に区域指定案を提出する計画」と話した。
ソウル市は区から提出される立案を慎重に検討するという意見を明らかにした。ハン・ユソク ソウル市都市計画局龍山地区チーム長は「ソウル市は西部二村洞の‘統合開発’を原則に据えているが、区でソンウォン アパートなどを分離する案を用意すれば綿密に検討する」と話した。
しかし、ソウル市,西部二村洞が国際業務地区から分離されれば、この地域に龍山旅客ターミナルを作るという‘漢江ルネサンス事業’まで支障をきたすものと見られる。ソウル市都市計画局龍山地区チーム イ・クァング主任は「この地域のアパートが残っても旅客ターミナルを設置できるが、接近性は著しく低下するだろう」と話した。
西部二村洞の住民たちは龍山区の方針をひとまず歓迎した。チャ・ヒョンジェ総務は「私たちは補償金も必要なく、ただ住んでいる所でこれからも暮らせることだけを望んでいる」として「ソウル市が住民たちの意見を推し量ってくれればうれしい」と話した。
龍山駅勢圏開発の資金不足問題も相変わらずであることが分かった。経済危機状況で龍山駅勢圏開発が鉄道車両基地(鉄道廠)敷地買い入れのための土地代金の中間金と利子をKORAIL側に払えずにいる。龍山駅勢圏開発のキム・ビョンジュ広報チーム長は「土地代金納付を延期する方案をKORAIL側と協議中」と明らかにした。
一方、ソウル市が2007年から推進してきた龍山国際業務地区造成事業は龍山駅勢圏の鉄道廠敷地と西部二村洞一帯56万6800㎡(約17万坪)にランドマーク ビルディングを含めて国際業務,商業,住居地区などを開発する事業で、総事業費28兆ウォンが投入される。
ソンチェ・ギョンファ記者khsong@hani.co.kr
原文: 訳J.S